デジタル教材が増え、動画コンテンツによる訴求が増加
――まず、みなさんの業務内容やミッションをお聞かせいただけますでしょうか。
宮木:ベネッセコーポレーションで「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」をはじめとする校外学習領域のデジタルマーケティングと、マス広告などのブランドコミュニケーションを担当しています。
冨岡:GMO PlayAdでは動画マーケティングの支援をしています。その中でクリエイティブ検証ツール「PlayAds(プレイアズ)」の開発と提供や、企業様の動画のプランニング・制作を行っています。
鈴木:広告代理事業を展開しているGMO NIKKOでセールスを担当しています。各企業のデジタルマーケティングにおける課題に対して、各領域からプロフェッショナルをアサインし、プロジェクトチームを組んで解決方法をご提案しています。
――ベネッセコーポレーションの提供する「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」は、認知度も高く、多数の利用者がいるサービスです。マーケティング施策における動画の位置付けや活用方法についてお教えください。
宮木:動画は、当社の教育にかける思いやサービス内容を的確に伝えることのできるコミュニケーション媒体だととらえています。当社では参加型のオンライン授業やAIの活用などデジタル教材に力を入れており、学習そのものがインタラクティブだったり、会員ごとにカスタマイズすることが増えています。
こうした教材の利用シーンや、活用イメージを伝えやすいのが動画コンテンツです。このような理由で、体験動画や紹介動画をさらに増やしたいと考えています。
視聴者の反応を動画制作前にリサーチしたい
――動画コンテンツの制作が重要性を増す中で、どのような課題感から「PlayAds」を導入したのでしょうか?
宮木:これまでも動画制作を行う際には、リサーチ会社などを通じて事前に視聴者の反応を調査しながら進めていました。しかし動画を増やすにあたって、ビデオコンテで事前検証するには時間がかかる点がネックになると考えていました。
「PlayAds」は、制作中のクリエイティブに対する視聴者の反応をスピーディーに知ることができ、すぐ制作に活かせる点が魅力的だと感じました。
――冨岡さん、鈴木さんより「PlayAds」の強みや、開発の狙いについてお聞かせください。
冨岡:「PlayAds」の強みは、動画を制作&活用する過程で、感情と理性の両側面からターゲットの反応をリサーチできるところです。ダッシュボードに動画ファイルをアップロードし、その動画ファイルを約1,900万人からセグメントした希望のターゲットに視聴してもらうことで、好意度や理解度をリサーチすることが可能です。
各動画に視聴者の好意度を調査する「スキ!」ボタンと、理解度を調査する「ナットク!」ボタンを設置。ユーザーは動画の各カットについて感じたことを、1秒ごとにボタンを押すことで表明することができます。用途に応じて設置するボタンは「Good!」「Bad!」に変えることもできます。