CCCマーケティングとカルチュア・コンビニエンス・クラブは、Tポイントのデータを活用した物価指数「T-POINT Price Index(Tポイント物価指数。以下、TPI)」の12月度結果を発表した。
TPIは、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトによるもの。Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を基にしている。
たばこ増税の影響を受け、コンビニのTPIが過去最高値を更新
12月度のTPIは、前月比0.74ポイント上昇し(前年同月比1.20%)、3ヵ月連続上昇する結果に。業態別では、「スーパーマーケット」は前月と比べて0.14ポイント上昇(前年同月比-0.33%)。2020年5月以来、7ヵ月ぶりの上昇となったが、3ヵ月連続マイナスの結果に。
「ドラッグストア」は前月比0.39ポイント上昇(前年同月比0.64%)、「コンビニエンスストア」は2020年10月のたばこ増税の影響を受け、0.18ポイント上昇し(前年同月比4.20%)、TPI集計以来、過去最高値となった。
TPIの上昇率が最も低かったのは20~39歳・女性
12月度のTPIを性別・年代別で見ると、前年同月比上昇率は、60~79歳・男性で2.22%、40~59歳・男性で2.13%、20~39歳・男性で1.30%、60~79歳・女性で0.74%、40~59歳・女性で0.62%、20~39歳・女性で0.32%という結果に。男女の全年代で上昇し、プラスとなった。
業態別では、「スーパーマーケット」は男女の全年代で上昇したものの、3ヵ月連続マイナスに。また、「ドラッグストア」は男女・全年代で下落した前月から一転、男女・全年代で上昇した。「コンビニエンスストア」も男女・全年代で上昇が続き、特に40~59歳・女性は0.21ポイント上昇の4.53%、60~79歳・男性は0.19ポイント上昇の5.09%、60~79歳・女性は0.27 ポイント上昇の5.24%と、TPI集計以来、過去最高値の結果となった。
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