セプテーニは、広告クリエイティブソリューションツール「Odd-AI」を活用した、ディスプレイ広告クリエイティブ制作メソッド「Odd-AI Creation」を構築。今後ディスプレイ広告案件において、同メソッドを取り入れた運用を行っていく。
「Odd-AI」は、東京大学 大学院情報理工学系研究科 山崎俊彦准教授の研究室との共同研究によるもの。過去の運用型広告の配信実績を基に、ディープラーニングを活用し広告クリエイティブのCTRを事前に予測する。
「Odd-AI Creation」では、AIによる事前効果予測と、人によるデザイン品質管理やアイデア発想を掛け合わせ、広告効果を担保したクリエイティブ制作を可能に。具体的には、「Odd-AI」で可視化した広告効果に起因している要素(画像内の要素やテキスト内の単語)を基に、ディスプレイ広告のクリエイティブをクリエイターがリデザインする。先行テストでは、通常の制作プロセス(属人的な運用)によるディスプレイ広告と、「Odd-AI Creation」を通じて制作したディスプレイ広告の効果を比較検証したところ、CTRは約1.1倍、配信量は約1.5倍となっている。
なお「Odd-AI Creation」は現在、静止画に対応。順次、カルーセルや動画などに対応予定だ。
【関連記事】
・AIによる効果予測を活用して広告テキストを制作 セプテーニが新ソリューションツールを運用開始
・サイカ、脳波解析とデータサイエンスでテレビCMのクリエイティブ効果を可視化するサービス提供
・ニールセン、生活者のリアルな反応から広告効果測定やクリエイティブ評価を可能にするソリューションを提供
・BuzzVideo、ゲーム業界の広告効果を高めるクリエイティブTipsを公開
・Nativex、世界30ヵ国の製作スタジオと連携する「TopWorksクリエイティブスタジオ」を発表