日本ユニシスは、STARPから「Live kit」事業を譲り受け、ライブコマースサービスの提供を開始した。
同サービスは自社で運用しているECサイト上で、商品販売が可能なライブ配信を行うことができる。KOL(Key Opinion Leader)がライブ配信にて自社商品を紹介し、気になったアイテムを視聴者がその場で購入するショッピング体験を提供する。また、物販をともなわないコンテンツ配信や商品やサービスのプロモーションにも利用可能だ。
「Live kit」は、すべての機能をライブ画面(同一画面)で操作でき、視聴者の購買意欲を下げることなく販売につなげることができる。主な機能は以下の通り。
・チャット
・販売/決済(クレジットカード決済、後払い決済)
・投げ銭によるプレゼント提供(販売目的ではなく販売促進やファン作りでの活用)
・紹介商品などの詳細情報の公開
・SNS連携
・管理者向け運用管理
運用管理機能により独自でドメイン管理ができるため、既存のWebサイトにタグを埋め込むだけでサービスが利用できる。また有償ライブ配信機能や分単位の時間課金などの機能を2021年4月以降に追加する予定だ。
コロナ禍による生活者の商品購入プロセスの変化に加え、通信環境の5Gが本格実用化されることで動画コミュニケーションの利用が増え、ライブコマースの採用を検討する事業者が増加することが予想されるため同サービスの提供に至った。
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