東京とはまったく異なる環境で、3週間リモートワーク実践を
今この原稿を書いているのは、3月9日(火)、まだ美瑛町に来て4日目です(感染症対策には万全を期してやって来ました)。今年は例年になく雪が多いようで、雪用のシューズを購入して来たにもかかわらず、転ばないように歩くには相当に骨が折れます。
とはいえ、東京では目に入ることのない広い空と真っ直ぐに伸びる道、遠くに見はるかす山々、シンとした空気感などは、早くも独特の体験です。“どうせオンラインでかなりのことができるのだから、どこに住もうと人生に関係は薄く、住む場所にはあまり興味がない”という人もなかにはいます。でも僕は、それは違うと思う。

日々暮らして行く時に、目に入って来るものは、毎日に、発想に、人生に大きな影響を与えます。ビルが目に入って来るのか、それとも山々か? 街並みは整っているのか、雑然としているのか? 街行く人々が放つオーラは、キビキビしたものか、のんびりしたものか? どちらが良いということでは、ありません。それは、人それぞれです。しかし、大きな影響を受けることだけは、確かだと思います。
“書くべき原稿”もたくさん持って来ました。リモート会議や、オンラインセミナーでの登壇も予定されています。ここで3週間、しっかりとテレワークを実践しながら、プチ移住体験をして行きたいと思います。
3週間とはいえ、それなりに“暮らす”感覚。EC利用で環境を整える
ふだんは専業主婦の奥さんに家のことをすべてやってもらっている僕としては(すみません古いタイプの男で……)、3週間とはいえ“一人暮らし”をするとなると、それはそれで簡単ではありません。ホテルではないので、暮らしに必要なものをいろいろと揃える必要があります。
食器類や電子レンジなどは完備されているのですが、洗濯洗剤や気に入ったシャンプー、簡単に食事を済ませるための紙皿や割り箸なども買い揃えたいところです。糖質制限をしているので、低糖質パンも必要ですが、これはECサイトでないと手に入りません。

確実に在宅しているであろう3日目の月曜午前中に、ECサイトで幾つもの物品が届くようにあらかじめ手配し、無事届きました。便利な時代になったものです。また、スーパーやコンビニも、数百メートルの距離にあって、既に何度か通って、少しながら“我が町”感も出て来ました。