3月18日、日本サッカー協会(以下、JFA)とKDDIは、普段見ることのできないスタジアムのピッチなどの空間をXRで届け、応援体験を拡張する「The Blue XR」の提供を開始した。
同コンテンツはスマートフォン向けアプリ「au XR Door」を起動し、スマートフォンを空間にかざすと画面上にARを活用したドアが出現する。ユーザーはアプリ上でドア開き、くぐり抜けると360度を見渡せるスタジアムの空間が現れ、ピッチに立っているかのような体験が可能となる。
同コンテンツは3月25日に日産スタジアムで開催するサッカー日本代表国際親善試合ならびに、3月26日に東京スタジアムで開催するU-24日本代表「SAISON CARD CUP 2021」に合わせて用意されたもの。試合当日はU-24日本代表の試合前ウォーミングアップの様子を会場の5Gを活用した360度視点でリアルタイムに視聴でき、スタジアム特等席の風景や試合前の選手を間近に感じることができる。
また、サッカー日本代表スポンサー各社のバーチャルブースに訪問ができる。各ブースでスタンプをすべて揃えると、日本代表特製グッズが当たるキャンペーンも予定されている。
さらにアプリ内では、試合開催に先立ち、360度カメラで撮影した過去の日本代表スペシャル映像など一部のコンテンツも2021年3月18日から公開されている。
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