Yextは、同社が提供する構造化データベース「Yext Knowledge Graph」と、企業サイト内検索ソリューション「Yext Answers」において、サードパーティー製品との連携やサイト内検索機能を強化する新機能を発表した。
今回同社が発表した「データコネクタ―」機能は、ShopifyやMagento、Zendeskなどの外部アプリケーションやGoogleマイビジネスと連携し、これらのアプリケーションで構築されたサイト上にある情報をYext Knowledge Graphへ一括登録する。これにより、従来は時間を要していたYext Knowledge Graphの構築がスピーディーに行え、業務の効率化につながる。
なお、同機能には企業のウェブサイトをクロールしてデータを抽出し、Yext Knowledge Graphへ構造化データとして自動的に組み込む「ウェブサイトクローラー」も含まれる。
また、Yext Answersに加わった「ドキュメント検索」機能では、「ExtractiveQA」という自然言語処理アルゴリズムを使用している。ユーザーが検索窓に入力した質問に基づいて企業のウェブサイトやブログ、製品マニュアルなどの非構造化データをスキャンし、最も関連性の高い単語や文章を探し出して、検索結果ページの上部に質問の答えを直接表示する。
同機能が発表時点で対応している言語は英語のみ。日本語への対応は2021年後半あるいは2022年頃を予定している。
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