JTBは、ゴールデンウィークの旅行に関する意識調査を行い、その結果を発表した。
なお、本調査は大阪府や東京都などが緊急事態宣言の発出を政府に要請する前に実施されたアンケートデータを元に分析している(詳しい実施時期は下記の調査概要に記載)。
ゴールデンウィークの旅行意向は例年の半分以下
ゴールデンウィークに旅行をするかどうかについては、「行く(『行く』と『多分行く』の合計)」と回答した人が調査時点で10.3%となった。
コロナ禍以前のゴールデンウィークの旅行意向は概ね25%で推移していたが、2021年は例年の半分以下という結果に。年代別で見ると、男女とも若い年代ほど旅行意向が高い傾向にある。「行く(『行く』と『多分行く』の合計)」の回答割合が29歳以下の男性で19.1%、29歳以下の女性では16.5%であるのに対し、60歳以上の男性は6.9%、60歳以上の女性は3.7%だった。
ゴールデンウィークの旅行先は感染防止を意識し近場志向へ
「ゴールデンウィークに旅行に行く/多分行く」と回答した1,535名を抽出し、旅行内容について詳細を聞いたところ、旅行先として最も回答を集めたのは「関東(20.5%)」。次いで「近畿(13.7%)」「東海(11.1%)」という結果になった。
その地域を選んだ理由としては、「自家用車やレンタカーで行ける場所なので(24.1%)」や「自然が多いなど、三密を回避しやすい地域なので(22.9%)」など、他人との接触を避けて行けるかどうかを決め手にしている回答が上位にランクイン。居住地別に旅行先を見ると、全国的に旅行先を居住地と同じ地方にする人の割合が高かった。
利用交通機関は「乗用車・レンタカー」が65%と最も多く、公共交通機関より乗用車を利用する傾向が強く見られる。利用宿泊施設の最多回答は「ホテル(38.2%)」だったが、2019年の結果に比べると割合は減少した。
【調査概要】
調査手法:インターネットにおけるアンケート調査
調査対象:全国の15歳から79歳までの男女個人
調査実施時期:2021年4月9日(金)~2021年4月14日(水)
サンプル数:事前調査20,000名、本調査1,535名
※事前調査で「ゴールデンウィークに国内旅行に行く/多分行く」と回答した人を抽出し、本調査を実施
調査内容: 2021年4月25日(日)から~5月5日(水)に実施する1泊以上の旅行
※海外旅行、商用、業務等の出張旅行は除く
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