警視庁のTwitter公式アカウントを開設するために、警視総監にプレゼンした──。
いきなりそんな破天荒なエピソードが飛び出す書籍『中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術』が、MarkeZineを運営する翔泳社より7月19日(月)に発売となりました。
本書では警視総監賞を受賞したこともある中村健児さんが、警視庁で初めてとなるTwitterアカウントを運用してきた中で生まれた数々のエピソードとともにノウハウを紹介。離任時には15万人ものフォロワーを擁することとなったアカウントの裏側が語られます。
公的機関のSNSアカウントといえば確かな情報を堅実に伝えることが最優先というイメージがありますが、その最たる警視庁で楽しい投稿や話題を呼ぶプロモーションを行って人気を博した中村さん。その方法論は、「自社ではこんなプロモーションはできない」という思い込みを打ち破る手助けとなるのではないでしょうか。
目次
第1章 初めてのツイッター
なぜツイッター?
「犯罪抑止対策本部勤務を命ずる」
「何かあったらどうする」との闘い
初めての総監室
絶対に炎上は許されない(不本意ながら安全運転)
第2章 役所こそやわらかく
事前決裁
お手製botとの格闘
1週間でフォロワー200人
免責条項だらけでは
SNSはイベントだ
ギリギリのところで何ができるか
「みかんの汁がズボンに落ちました…」でフォロワー数急増
うっかり体験やお茶請け
第3章 激変の日々
まさかの運用が停止に!
ルールは作れる
公的な情報と個人的な内容がひと目で区別できる
勝手に書かれちゃ困る
第4章 反響を呼んだキャンペーン
ツイッターで振り込め詐欺新名称募集
総監突撃
知事室からお電話です(警視総監に突撃インタビューからの都知事に突撃?)
俺はこじれるぞ(ユーチューブ公式チャンネル開設への道)
「めろちん」さんとのコラボ企画
プリキュア37人言えるか
ツイッターとユーチューブを連携させた公開捜査を実現
Digi Police誕生秘話
超ニコニ交番開設
アニメ『けものフレンズ』とのコラボを実現
第5章 ツイッターについて思うこと
ツイッターは中村のメディアだ
ネガティブな意見をポジティブに変換
共感こそすべて(白バイ乗務時代の原体験)
サンタクロースに注意を与える
ツイッターは耕運機
私はソーシャルメディアの駐在さん
ゆるさは補集合とともに