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プロが教える!現役マーケターのためのキャリアデザイン基礎知識

気になるコロナ禍の影響。今、転職してもいい?失敗しない転職タイミングを考える

 7年間マーケターに特化した転職支援をしてきた、エンワールド・ジャパンの高橋敏行氏が「マーケターとして、自分はどう歩むべきか?」という悩みへのヒントを解説する本連載。2回目は転職をしていいタイミングがテーマです。

新型コロナをキャリア選択の「言い訳」にしない

 2020年に転職希望者から最も多く聞かれたのは「コロナ禍で転職して大丈夫ですか」という質問でした。

 ご相談をくださった方々は、給与カットや給与ダウンのようなことが実際に起こっていたわけではなく「新型コロナウイルス感染拡大の影響でいつリストラされるか分からない」という、見えない敵との戦いに不安を覚えていたのです。

 また、「このポジションにとても興味があり、キャリアとしても魅力的ですが、コロナが不安なので様子を見ます」「リモートワークが心地良いので、今はチャレンジする気はありません」と、転職を見送りされた方もいらっしゃいました。

 昨年の新型コロナの流行開始から秋ごろまでのピーク時と比較するとだいぶ減少したものの、新型コロナを理由に新しいキャリアの選択を躊躇している方が、現在も見受けられます。しかし、「コロナ禍だから」という不安に駆られて、転職に対して消極的になる必要も積極的になる必要もありません。

 重要なのは、マーケターとして理想のキャリアを歩むために、今一体何をすべきかを考えることです。

 漠然とした不安や現状の居心地の良さに足踏みしたくなる気持ちも分かります。しかし、後悔しない選択をするために、一度、将来転職活動をしているシーンを思い浮かべてみましょう。面接官から「コロナ禍に何を頑張りましたか」「コロナ禍に出した成果は何ですか」と質問された時、魅力的な回答ができるでしょうか?

 どんな状況下でも『キャリアゴールに向けてステップアップしていたストーリー』を語れるよう、将来の自分と向き合いましょう。

 ただし、コロナ禍によって現職で強みを活かせなくなった場合もあるでしょう。このケースは転職を検討する理由になります。該当する方への解説は次のページにありますので、そちらもご覧ください。

「市場の傾向」を読み取る

 コロナを言い訳にしないと言いましたが、市場の傾向には関係してきます。旅行やサービス業は2021年8月現在、まだ世界的に厳しい状況にあります。これらの業界は現時点でも求人数の大幅な回復が見られないため、この業界への転職を希望される場合は、もう少し回復するまで待ったほうが選択肢が広がるかもしれません。

 一方で日経平均株価の上昇を見ると、全ての産業が落ち込んでいるわけではないことが見て取れます。2020年の外資系・グローバル企業におけるIT、医療、コンサルティング、消費財・小売業の求人数(※1)は昨対比でプラスまたは同等でした。2021年前期のマーケティング関連の求人数も、コロナ前と同水準です。

 公に情報が出まわっていなくても、企業は中長期での事業計画や資金計画を立て、そのプランに基づいて戦略的に採用を行っています。転職を検討している業界や企業の状況を、まずはしっかりと理解しましょう。漠然とした不安は、調査不足からくるものです。

 ※1 エンワールド・ジャパン調べ

迷ったら「5年後の未来」を想像してみる

 業界動向に加え、コロナ禍で起きた社会のパラダイムシフトまで見極められたら言うことはありません。リモートワーク、巣ごもり需要などを背景に、消費者の様々な価値観や消費動向が変化しました。それに伴って、企業のマーケターやマーケティングスキルへの需要も変化しています。

 今後、どの業界で、どのようなサービスと関わり、どのポジションで活躍したいのか、改めてキャリアプランを見直してみるのも良いでしょう。この時におすすめなのが、「自分の未来のレジュメ(未来の職務経歴書)」を想像することです。

 2026年は何をしているか、来年はどんなことに取り組んでいるか、どの組織・役割で、どれぐらいの結果を残しているかを考えてみてください。

 わくわくする未来が思い描けたでしょうか?

 現職でわくわくする未来が想像できるなら、そのままキャリアゴールに向かって突き進んでください。そして、もし現職でわくわくできる未来が想像できなかった、あるいは、思い描いた未来の自分が別の場所にいたならば、次のステップに向けて何をすべきか考える時が来ています。

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この記事の著者

高橋 敏行(タカハシ トシユキ)

 2005年カリフォルニア州立大学フラートン校卒業後、消費財を扱うグローバル企業で国内およびアジア全域における営業戦略に7年半携わる。2014年 エンワールド・ジャパンに転職コンサルタントとして入社。2016年 リクルートメントインターナショナル アジアアワードをチーム受賞。2017年 消費財部門の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/08/03 07:00 https://markezine.jp/article/detail/36817

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