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プロが教える!現役マーケターのためのキャリアデザイン基礎知識

ワンパターンから脱し、心を通わせるオンライン面接の必勝法とは?

 7年間マーケターに特化した転職支援をしてきた、エンワールド・ジャパンの高橋敏行氏によるキャリアデザイン講座。4回目はオンライン面接がテーマです。

オンライン面接の「難点」を活かした「攻め」の面接対策

 転職希望者に面接準備についてお話をすると、「あえて準備をせずに、自分らしさをアピールしてきます」という回答をいただくことがあります。しかし、準備を「する・しない」では、経験や思考の伝わり方だけではなく、合否結果や内定条件(年収やタイトルなど)さえも異なってきます。

 過去の経験自体は変えられませんが、伝え方を工夫し『過去の価値』の見せ方を変えることで、他の候補者との差別化を図ることができるのです。その可能性を秘めているのが、面接準備と言えます。特に最近ではオンライン面接も増えてきていますので、オンラインならではの特徴を理解し、しっかりと事前準備を行いましょう。

事前準備における注意点

 まず、オンライン面接に慣れていない方は、面接当日までに確認すべきことがあります。特にインターネット接続やPC関連の設定、マイクを通した声量の確認など、面接当日の確認では手遅れになる可能性もあるので、以下の事前準備を心掛けましょう。

声のトーン・マイクの確認

 携帯電話の録音機能を使い、自己紹介・志望動機などを声に出して練習し、程よいトーンで話せているか確認しましょう。また、PC内臓型のマイクやイヤホン付属型のマイクなど、ものによってはノイズが入りやすいことがあります。面接官に不要な不快感を与えないためにも、事前にマイクの状態・音量も確認しておきましょう。

カメラ位置・目線の確認

 当日と同じ環境で、PCのカメラの位置を確認し、目線の位置を把握しましょう。また前述の声のトーンや音量も含め、アイコンタクトがきちんととれているか第三者にチェックしてもらってください。「わたしは大丈夫!」と思う方であっても、面接になると自分の顔ばかり確認してしまい、面接官とのアイコンタクトが中途半端になってしまうことがあるので要注意です。

オンライン面接は難しい!と思われている主な理由

 いざ面接を受けると、多くの方がオンラインと対面(オフライン)との違いを痛感するようです。それには以下のような理由が挙げられます。

転職者が感じたオンライン面接の難所
  • 前半:アイスブレイクが少なく、心理的な距離感が生まれ、「人物像」が伝わりづらい
  • 中盤:「ワンパターン」のトークになりやすく、深堀りした会話に発展しづらい
  • 後半:「決め手」になる一手が出せずに面接が終わってしまう

 ここからは面接の前半・中盤・後半に分解して、実際に面接を受けた転職者の経験をもとに、「難所」とそれを乗り越えるためのヒントを説明していきます。

①面接前半で勝負あり!?アイスブレイク必勝法

 まず、オンライン面接ではなかなか伝わりにくいとされているのが「人物像」です。あらかじめ自己紹介を準備し、質問など工夫を施しながら、心の距離が近い状態で面接の前半を終えることを目指しましょう。必ずしも自身の性格を説明する必要はありません。会話の流れの中で自分らしさやこだわりなどを相手に伝え、さらに相手の新しい一面を発見しようとすることで、自然なアイスブレイクにもつながります。

自己紹介で勝負

 オンライン面接では、冒頭の自己紹介に志望動機や自身の強みなどのアピールポイントを盛り込み、前半に勝負をする「攻め」の意識を持つとよいでしょう。ここでの「強み」は、企業がそのポジションに求めるスキルや経験に関連していることが重要です。自己紹介が終わった時点で「この候補者は魅力的だな」「もっと話を聞きたい」と思わせるようなイメージをもって臨みましょう。また「後半に話そう」という発想は、特にオンライン面接の場合はお勧めできません。途中、電波障害などで予期せぬ終わり方となってしまう可能性があることを留意しましょう。

 ちなみに、アイスブレイクの旬な話題としては、現職における在宅率や、在宅での仕事環境で工夫をしている点などを話している方が多いようです。

心の距離感で勝負

 今は面接官の情報も事前に手に入れられる時代です。転職エージェントを活用したり、ビジネス系のSNSを活用したりすることで、面接官の経歴や過去にメディア掲載された記事やインタビュー動画なども確認できます。たとえ、面接官の氏名がわからなくとも、人事採用担当者から、面接官のタイトル/職位であれば教えてもらえるケースがほとんどです。企業名とタイトル/職位だけでも、検索して面接官にたどり着く可能性があるので、ぜひトライしてみてください。

 このような情報に触れ、積極的に感想を伝えたり、お互いの共通点を話したりすることでも、面接官との良いアイスブレイクになるでしょう。ここでのポイントは、面接前半に面接官との心の距離を近づけることで、後半のスムーズな意思疎通につなげることです。

質問力で勝負

 さらに面接の前半に、今回の面接で求められている条件や経験値を、質問を通して確認することもお勧めです。たとえば、「面接を始める前に、何か質問はありますか?」という問いに対して、「今回の面接では、ジョブディスクリプションで説明されている新規事業戦略の即戦力と、プロジェクトマネージメント経験を通した課題解決力が求められている、という理解で合っていますでしょうか」など、具体的に確認してみましょう。

 そうすることで、面接の後半になって話がかみ合わないということを防げます。また、企業への志望度の高さや、事前リサーチをする過程で興味度合いが増してきたという思いを素直に伝えることも、効果的なアイスブレイクにつながるでしょう。

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この記事の著者

高橋 敏行(タカハシ トシユキ)

 2005年カリフォルニア州立大学フラートン校卒業後、消費財を扱うグローバル企業で国内およびアジア全域における営業戦略に7年半携わる。2014年 エンワールド・ジャパンに転職コンサルタントとして入社。2016年 リクルートメントインターナショナル アジアアワードをチーム受賞。2017年 消費財部門の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/10/15 08:00 https://markezine.jp/article/detail/37376

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