再認識した自社の強み、そして高まるYouTubeへの期待
平野:スシローでは独自の調査チームがプロモーションの効果を細かに測っています。今回は「食べたい!」「明日行きたい!」といった視聴者の本音が生配信中に飛び交い、そこで生まれた熱気や共感が、翌日からの全国での来店者数にダイレクトに現れました。

井出:結果的に1本目が54万回、2本目が20万回と、合計74万回の再生回数を記録し、来店者数も全店舗で増加、店舗などで販売している甘だれの売上も3倍に伸びたと。
定量的な効果はもとより、定性的な成果も数多くあったとうかがっています。
平野:そうなんです。スシローは回転寿司店なので、「回転レーンで選べる楽しさ」こそが最大の武器になります。視聴者のコメントやお客様の声からも、その部分を楽しんでいただいていることが再認識できました。また、「メニューの豊富さ」を挙げてくださるお客様も多く、お寿司一つひとつに対するこだわりがYouTubeを通してしっかり伝わったと思っています。
井出:よゐこのお二人のオーダーに応えて、全力で美味しいネタを食べていただこうというスシローの姿勢も間近で感じることができました。生配信終了後もスタッフ全員でお寿司をいただき、余韻に浸って。
平野:「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」という企業理念を体現するかのようにその場に笑顔があふれていました。お寿司の持つ力を改めて感じましたし、YouTubeに対する社内の期待感も今まで以上に高まっています。
井出:そう言っていただけて、とても嬉しいです。よゐこチャンネルの視聴者はTwitterユーザーが多いので、YouTubeからの広がりにも期待できます。今回は濱口さんが3回、有野さんが7回投稿(※リツイート含む)してくれて、反響も大きかったので。
基本的には、「人×企画×企業が伝えたいメッセージ」を軸にYouTubeタイアップをご提案してきましたが、今回はそこにさらに「スシローの並々ならぬ熱意」という掛け算ができました。成功のカギはこれに尽きると言っても過言ではありません。
平野:ありがとうございます。私たちとしても、アイデアや情報を惜しみなく提供することの大切さを実感しました。そのやりとりが存分にできたからこそ実現した企画でした。やっぱり、こうでなきゃおもしろくないですよね。今後もこの成功事例を応用して、常に進化を続けるスシローの魅力を伝えられたらと思います。
井出:我々としてもやりがいがあります。今後も定期的に制作し、「よゐこ=スシロー」という視聴者の認知を拡大することで、人気コンテンツの一つとして確立したいですね。