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レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド

【売れるネット広告】99%の広告主が犯す失敗の回避法とは


成功するインターネット広告の裏にあるもの

 私は,インターネット広告において競合コンペにする広告主の仕事は,原則受けない方針を持っている。なぜなら、イメージや認知向上を目的としたマス広告キャンペーンと同じ考えのもと競合コンペで採用したインターネット広告キャンペーンは必ず失敗するからである。この連載でもお伝えした通り、インターネット広告を単発の出稿で判断すると、大抵は高い買い物になる。

ただし“PLAN→DO→CHECK→REPLAN”のサイクルのもと、クリエイティブプランやメディアプランを常に改善し「最適化」し続ける事が最低1年間できれば、インターネット広告のCPAを劇的に改善させる事は100%可能である。

 なのに、多くの広告主が単発キャンペーンごとで良し悪しを判断し、キャンペーンごとに“新しい広告代理店”による“新しいメディアプラン”で“新しいクリエイティブを掲載”することにより、キャンペーンごとに蓄積したノウハウを全てリセットし、インターネット広告を実施している。これでは失敗する道しかない。

 ダイレクトビジネス、とりわけインターネット広告は「1人の広告主」が「1人の広告マン(1社の広告代理店)」に「目標を明確」に指示し、「最低でも1年間」は「任せる」ことが何よりも重要である。1人の広告マンに中期的な視点で、綿密にデータ分析させ、クリエイティブプランからメディアプランにいたるまで、インターネット広告キャンペーンという1つのフローを丹念に仕上げさせ、常にインターネット広告キャンペーン全体に責任を持たせることが重要である。

 広告代理店にインターネット広告を発注する際にはズパリ「インターネット広告を1年間お任せします。ただし徹底した最適化作業により1年後には必ずCPAをいくらにしてください!」と明確に伝える事である。効果的な処方箋を書くには一対一での問診が必要なように、効果のあるインターネット広告を行うためには、1人の広告主と1人の広告マンの信頼と責任のもと行うことが絶対に必要だ。

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広告主、広告代理店が心がけるべきこと

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この記事の著者

加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)

株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/03/26 11:21 https://markezine.jp/article/detail/3742

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