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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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TikTok運用の現場から!

話題の「Spark Ads」って何がすごいの?ゼロから学ぶTikTokの広告プロダクト

効果の高い広告クリエイティブの共通点とは?

MZ:続いて、効果の高いクリエイティブについておうかがいします。おふたりはどのようにお考えですか。

田中:私が考えるTikTokで効果の高いクリエイティブの特徴は3つです。

(1)冒頭2秒でインサイトを捉えている
(2)企業側ではなく顧客側の言葉で商品の魅力を説明している
(3)相性のいいクリエイターを起用している

 順にご説明すると、まず、TikTokにおいては最初の2秒が非常に重要です。2秒で視聴者の心を掴まなければ容赦なくスキップされてしまうからです。実際、当社の事例でも、冒頭2秒だけが違う2パターンのクリエイティブを配信したところ、CPAが3倍以上変わったことがありました。

 2つ目については、企業はついつい「機能」を説明してしまいがちです。たとえば、睡眠の質を向上するマットレスを売りたい場合、企業側目線ですと「コイルが他製品に比べて〜倍」や「熟睡できたという口コミが○%以上」といったことを発信したくなります。ですがそれよりも、ペルソナと同年代のクリエイターを起用して、部屋に置いた時のイメージなどを動画で伝えながら「これまで寝付きが悪かったけれど、このマットレスにしたら気絶したように眠れた」といったことを生の声で伝えた方が圧倒的に響くのです。

 3つ目については、特にZ世代は広告に抵抗がありますし、広告とわかった時点で警戒心を抱きます。またインフルエンサー自身が絶対に使っていないだろうと思うものをPRしていると離れていきます。そのため重要なのは、クリエイターとのシナジーです。ただフォロワーを多いクリエイターを起用するのではなく、ユーザーが「この人がこの商品をPRするなら気になる」と共感できるクリエイターを起用することが重要なのです。

MZ:広告プロダクトの種類と運用のコツについて理解が深まりました。ありがとうございました。

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この記事の著者

那波 りよ(ナナミ リヨ)

フリーライター。塾講師・実務翻訳家・広告代理店勤務を経てフリーランスに。 取材・インタビュー記事を中心に関西で活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/01/12 09:00 https://markezine.jp/article/detail/37932

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