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特集:マーケターの「これから」を話そう

2022年、私たちが取り組む仕事(BtoCブランド編)

 第一線のマーケターたちは今、どんな仕事に注力しているのでしょうか? 今回はBtoCブランドのマーケターに、「2021年を振り返って」「2022年のミッション」を聞きました。

※本記事は、2021年12月25日刊行の定期誌『MarkeZine』72号に掲載したものです。

以下8名の方からコメントをいただきました。

AOKI 飽田翔太氏/サッポロビール 齋藤愛子氏/スナックミー 尾﨑敬祐氏/ゼスプリ 栗田麻衣子氏/ソニー・ミュージックレーベルズ 梶 望氏/中川政七商店 中田勇樹氏/三越伊勢丹 升森一宏氏/ライオン 榎本裕美子氏

強固な社内連携のもと、時流を捉えたスピーディなPRを(AOKI)

2021年を振り返って

 2021年の大きな活動として、新生活様式が定着する中で変化するお客様のニーズに合わせて開発した「パジャマスーツ」のPRがあります。ニューノーマル時代のカジュアルスーツとして認知いただくべく注力しました。具体的には、社内外の情報を収集し、連綿としたプレスリリースの配信。さらに、スピーディなメディア露出に向けた取材誘致、テレビ・SNSなどで話題になったキーワードを店舗POPやセールストークに落とし込むなど、プロジェクトメンバーとして営業・商品・販促の連携を図りました。

2022年のミッション

 パジャマスーツの発売から1年が経過し、大変好評いただいておりますが、主にテレワークスーツとしての印象が強くなっている状況です。今後はニューノーマル時代のカジュアルとしてPRを強化したいと考えています。生活様式が大きく変化しても、大事なビジネスシーンや冠婚葬祭など、スーツ需要がなくなることはありません。時流・時代に合わせた切り口を模索しながら、スーツを必要とされているお客様に向け、高品質・高性能なスーツの開発・サービスを磨き上げていきます。また、SDGsなどの社会課題についても、自社の強みを活かし、会社として世の中に貢献できることを考えていきたいです。

広報室長 飽田翔太氏

広報室長 飽田翔太氏

 大学卒業後2008年に新卒入社。店舗運営業務を担当した後、店舗開発部、社長室で業務に従事し、2018年10月より現職。AOKIの商品を世の中にPRする広報を拝命すると同時に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルサポーター契約締結を受け、同プロジェクトを中心的な役割となって推進している。

魅力的な「ビール体験」を提供し、ファン化を促進(サッポロビール)

2021年を振り返って

 「サッポロ生ビール黒ラベル」では、「大人の☆生」をテーマに掲げています。これには、黒ラベルに触れる度に自分自身が真の大人になったことを実感でき、自己表現の一翼となるブランドでありたいという想いが込められています。ビールの魅力化を牽引する独自のマーケティングを展開し、プレミアムな黒ラベル体験を提供することでファンを創造、さらに「大人の☆生」の世界観を通して若年層を中心とした新規顧客の取り込みを加速させてきました。具体的なアクションとしては、音楽×花火×ビールを楽しむオンラインフェスの開催、黒ラベルのロゴをスマホでスキャンすると閲覧できるWebコンテンツの展開などがありました。

2022年のミッション

 モノだけにとどまらず、コト・トキ・サービスなども含めたイノベーションを起こし、お客様に新しい体験・感動を提供することが重要だと考えています。我々が追求する「生のうまさ」に徹底的にこだわり、完璧なビール体験や「大人の☆生」の世界観を継続して提案し、熱狂的なファンを増やしていきます。また、ビール業界特有のトピックスとして、コロナ禍を背景に外食のプレミアム化が進んでいることが挙げられます。引き続き飲食店様に寄り添い、パーフェクト黒ラベル店を拡大していくことも重要なミッションです。

サッポロ生ビール黒ラベル ブランドマネージャー 齋藤愛子氏

サッポロ生ビール黒ラベル ブランドマネージャー
齋藤愛子氏

 2010年に新卒でサッポロビールに入社して以来、一貫してマーケティングに従事。ワイン・洋酒のマーケティングを担当した後、デジタルマーケティング室でEC・デジタル販促を担う。2015年よりビールテイストブランドのマーケティングを担当し、現在「サッポロ生ビール黒ラベル」のブランドマネージャーを務める。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/12/24 08:45 https://markezine.jp/article/detail/37998

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