イー・ガーディアンは、Twitter上で2021年に頻繁に使用されたフレーズを独自で調査し「SNS流行語大賞 2021」(2021年1月1日~2021年11月12日)の結果を発表した。また、流行語を「ゲーム」「漫画・アニメ」「食べ物」「モノ」などにカテゴリー分けした部門ごとのランキングも合わせて公開した。
2021年度最も多く投稿された(バズった)ワード第1位は「〇〇ッツォ」となった。第2位は「でやんす」、第3位は「八尺様」と続いた。
第1位となったのは「〇〇ッツォ」。2021年にブレイクしたイタリアのお菓子「マリトッツォ」を様々な形に変形。260万件を超える圧倒的な話題量となった。
ケロトッツォ、すしトッツォ、マリトッツォ(たまご)、どらトッツォなど、もはや原型をとどめない改変が話題を呼んだ。汎用性の高いワードが大喜利してバズるのはSNSの特徴の1つ。
第2位の「でやんす」は、赤塚不二夫さんのキャラクター「ケムンパス」やパワプロのキャラクター「矢部君」が元ネタ。昨年後半からYouTuberグループ「ウチら3姉妹」の「とーあ」さんによる「おはようでやんす」という挨拶がTikTok発で大流行。現在は「○○でやんす」という挨拶が若年層を中心に広く使われている。
第3位の「八尺様」は、2008年に「2ちゃんねる」のオカルト版で登場した怪談に登場する長身(240cm)の女性妖怪。怪談としてのインパクトは強く、毎年夏には一定の話題になるようですが、2021年は「八尺様」をかわいくイラスト化し、注目された。
続いて、「モノ」「ゲーム」「アニメ・漫画」「食べ物」の各部門の結果から注目すべき点を紹介する。
ゲーム部門では、アプリゲーム「ウマ娘プリティーダービー」が圧倒的第1位に。各種メディアミックスも注目され、1億件にも届きそうな話題量を記録した。
アニメ・漫画部門は「PUIPUIモルカー」が第1位に。かわいらしいモルモットのキャラクターが登場する3分未満のアニメですが、風刺的なストーリーや各種パロディが大人にも注目され、「人間は愚か」という感想が複数回Twitterトレンド入りするなど、SNSとの親和性は非常に高かった。
モノ部門では日清カップヌードルの「フタ止めシール」が猫耳になったことが注目され話題量が第1位に。6%の確率でチベットスナギツネに出会えることもTwitterユーザーの心をつかんだ。第2位は僅差で猫語翻訳アプリ「にゃんトーク」がランクイン。「思ってたより態度でかめだった」「思ってたより愛が重めだった」と会話が盛り上がっていた。
その他、2021年にSNS上で投稿された各部門における注目ワードの結果は以下の通り。
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