ショートムービープラットフォーム「TikTok」が若者に愛される理由はどういったところにあるのでしょうか? 本記事ではTikTokが愛される理由と特長を3つのキーワードで紐解いていきます。
TikTokにハマる理由は3つある
前回の記事では、インターネットの登場およびスマホの浸透によって、「スマホ化」「動画化」「短尺化」「受動化」の4つの変化がユーザーに受け入れられるために必要となりつつある、という話をしました。今回はTikTokがなぜ破竹の勢いを見せているのか、その理由を3つのキーワードとともに解説していきます。
TikTokのプラットフォームとしての特長をキーワードで表現すると「イマーシブ(没入的)」「パーソナライズド(個別的)」「クリエイティビティドリブン(創造主導的)」であると私は考えています。これらの特長が、強くユーザーを惹きつけているのです。それぞれについて詳しく解説していきます。

「イマーシブ」なUI設計
まず、「イマーシブ(没入的)」について。突然ですが皆さんは「何かに没頭してしまった」経験はありますか? たとえば私はマンガが大好きで、読み始めると恐ろしいほど瞬間的に時間が過ぎてしまう、いわば没頭する状態に入ってしまいます。皆さんも好き嫌いに関わらず自分の時間を「溶かして」しまう対象があることでしょう。
そうした「没頭」をもたらすものに共通する要素は存在するのでしょうか。私は「感覚的没入」が大きな要素としてあるのではないかと考えています。
たとえば映画館では、大きなスクリーンと大音量で来客者の目と耳をジャックし、惹き込む体験設計がなされています。結果として私たちは2時間という長尺に飽きを感じることなく、映画の世界に没頭することができます。アーティストのライブ会場なども同様でしょう。目と耳、さらには身体全体を預け世界観に入り込むことができます。
こうした「五感をフルに奪われる」体験、言い換えると「感覚的没入をもたらす体験」は得てして人を惹き込み、離れられなくする傾向にあると言えます。
TikTokの特長の1つめはまさにここにあります。TikTokはこれまでのアプリと一線を画すUI設計により「イマーシブ」なユーザー体験をもたらしているのです。
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- この記事の著者
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朝戸 太將(アサト ダイスケ)
東京大学を卒業後、リクルートキャリアを経てNateeに創業メンバーとしてジョイン。創業期よりTikTok事業の統括を務め、広告主の認知や購買促進など多様なニーズに対してTikTokを軸としたソリューションを提供し続けてきた。2020年末には「TikTok For Business Award」でブロンズ賞を受賞す...
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