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動画業界全体を知ってもらうための情報発信を NewsTVが考える効果的なコンテンツ活用術

情報を探している顧客にきちんとアプローチをする

豊川:コンテンツ活用についても伺っていきたいと思います。コンテンツを作ったものの、使いあぐねるケースもありますよね。作成したコンテンツでどのように成果につなげていくのか。酒井さんの事例はありますか?

酒井:コンテンツ活用におけるお客様の態度変容を見ていくと、サービスに興味を持っていただけるタイミングはお客様によって異なると感じます。たとえば、決算期や担当者の変更などのタイミングが考えられます。ただ、お客様がどういった環境であっても、我々がどのようなポリシーを持っていて、どういったサービスを提供しているかを、検索いただいたときにすぐにわかる状態にしておくことは重要です。

 ですので、今当社がコンテンツとして一番優先的に作っているのは、情報収集のタイミングで情報をしっかり探しているお客様に対してきちんとアプローチができるようなものです。たとえば、NewsTVが何をしているのか、そもそも動画広告とは何なのかといったようなコンテンツをオウンドメディアに載せています。

 そして、これらのコンテンツをご覧いただいた方にはもう少し深い情報のある媒体に誘導したり、メルマガ登録していただいた方にはメールマガジンで情報をお送りしたりしています。ウェビナーの中でも、基礎的なコンテンツについて紹介をしています。

動画配信業界を知ってもらうための発信

豊川:では最後に、今後の取り組みについて。SATORIでは、コンテンツに絞って言うと、今まで「担当者軸」を強化してきましたが、これからは質の高い情報を届けることによってお客様との信頼関係を築いていくために、「個人軸」を重要視してもっと厚くしていこうと考えています。NewsTVさんはいかがですか?

酒井:動画業界全体をもっと知ってもらう必要があると考えています。そこで、他の動画会社さんとウェビナーを共催して、それぞれの企業やサービスの特徴、どういうところで使っていただくのが一番効果的なのかという話をしています。

 また、特に今はNewsTVや私自身についてまずは知っていただくということに注力しています。今日もノースリーブを着ていますが、「ノースリーブマーケター」という私の肩書きをできるだけ皆さんに浸透させていきたいなと。興味を持っていただくきっかけになり、そこから知っていただいてご縁に繋げられればといいなと思っています。私自身、自社ウェビナーを含めて動画配信を週4回実施しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。

豊川:酒井さんは認知のための動画配信も初期の段階からスタートされていますが、小さくトライアンドエラーを重ねられ、成功はもちろんエラーも糧にして着実に成果へつなげていらっしゃいます。酒井さんのこのようなお姿も、限られたリソースでコンテンツマーケティングに携わる方のヒントになるのではないでしょうか。本日はありがとうございました。

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/04/19 10:00 https://markezine.jp/article/detail/38672

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