情報交換や業界の俯瞰がコミュニティ参加の意義
Liftoff が主催するアプリマーケター向けのコミュニティ「Mobile Heroes(モバイルヒーロー)」にも参画するオーテの目黒氏、パラレルの道下氏、NHN comicoの浜野氏の3名。外部コミュニティへ参加した背景や、対外発信の意義について語った。
「パズル de 懸賞」シリーズなどのゲームアプリを運営するオーテ。同社のマーケターを務める目黒氏は「外部コミュニティへの参加やアウトプットを通じ、自社のアプリをより多くの方々に知ってもらいたいという想いがある」と語る。
「社外でのつながりや交流を増やしたい」という想いから、メディアへの露出や外部イベントへの登壇を積極的に行っているのはパラレルの道下氏。ミクシィで「モンスターストライク」のマーケティングなどを担当したのち、現在は友人と通話しながら様々なコンテンツを楽しめるSNS「パラレル」のマーケティングを担当している。
マンガアプリ「comico」を運営するNHN comicoの浜野氏は「対外的な発信や外部コミュニティへの参加により、他社の担当者とリアルタイムに情報交換ができる。また競合の状況を通じて、自社を分析することも可能」と語る。マンガアプリはモバイル市場全体で見てもサービス数が多いため、業界内で共感や議論が生まれやすい環境にあるのだという。
管理職なら子育て期間も仕事を進めやすい
ライフイベントが多い女性は、どのように自分らしくキャリアを築くことができるのだろうか。前職のミクシィで管理職の経験を持つ道下氏は「管理職の経験は女性にとってプラス」と語る。
「管理職になると、自分自身が動くよりもメンバーに動いてもらうための道標を作る業務がメインになるので、子育てが忙しい時期でも仕事を進めやすかったです。入社3年目でマネージャー職を経験したこともあり、年上のメンバーが部下になる機会も。一緒に働いてくれるメンバーへのリスペクトは不可欠です。メンバーが働きやすいような環境作りを目指し、一人ひとりと時間をかけて対話し、向き合うことを大切にしていました」(道下氏)
CyberZの吉田氏も、道下氏と同じく3年目でマネージャー職に就任。マネジメント業務の中で自分ができることを模索しながらチームを作り上げた。ライフイベントは予測できるものではないとした上で「早めにマネジメント職を経験した方が、その後の選択肢も増えるのではないか」と語る。
