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2022年1~3月、最も再生された動画やチャンネルは?【インフルエンサーパワーランキング】

 BitStarは、インフルエンサーマーケティングの分析ツール「Influencer Power Ranking(IPR)」で独自に集計を行い、2022年1月から3月の期間に活躍した動画クリエイターや動画チャンネルのランキングを発表した。

総再生数が最も多かったYouTubeチャンネルは『M2DK.マツダ家の日常』

 2022年1~3月の間に最も再生されたチャンネルのランキングは、以下の通り。

第1位 M2DK.マツダ家の日常

 2021年の年間ランキングでは11位だった「M2DK.マツダ家の日常」が、2位を3億回以上離し、1位に。2022年1~3月の投稿本数は941本で、登録者数は220万人を突破。Mr.都市伝説として知られる関暁夫氏をパロディネタとし、ブレイク。海外のおもしろいコンテンツやアニメの一部を自身で再現する動画がYouTube Shorts(1分以内の短尺動画)を中心に人気となった。

 最近の動画はすべてタイトルを英語にし、コメント欄からも海外の視聴者が多い様子がうかがえる。

第2位 Junya.じゅんや

 2021年の年間ランキング1位の「Junya.じゅんや」が2位となった。1位と同様、英語タイトルでYouTube Shortsにて再生を伸ばしている。1位と比べて1~3月の投稿本数は406本となり、1投稿あたりの再生回数が多い結果となった。

第3位 ウエスP -Mr Uekusa- Wes-P

 吉本興業に所属する芸人「ウエスP」が3位にランクイン。自身の体を使ったテーブルクロス引き芸をメインネタとして、2018年にはフランスの公開オーディション形式のリアリティテレビ番組『La france a un incroyable talent』で、決勝に進出。YouTubeでは海外向けのチャレンジ動画を投稿し、1位、2位同様に海外視聴者から人気を集めている。

 2021年のランキング結果と比較すると、4位にランクインした「Magician Shin!」も含めてYouTube Shorts中心、かつ海外向けに動画配信をするクリエイターがランキングを席巻。投稿頻度も毎日投稿がスタンダードになりつつあり、今後のショート動画クリエイターの動向は注目したい。また、5位の「スクワッドSQuaD」は「バスケあるある」のショート動画を中心に再生数を伸ばし、2021年ランク外からの躍進となった。

動画再生数が最も多かったのは「King Gnu –逆夢」

 続いて2022年1~3月の間にYouTubeに投稿された、YouTube Shortsを除く動画1本あたりの再生数のランキングは、以下の通り。

第1位 King Gnu –逆夢

 2022年1月5日に公開された「逆夢」のMVが1位に。アニメ映画『呪術廻戦』のエンディング曲として起用され、話題となった。コメント欄は日本だけでなく海外ファンの注目も集めていることがうかがえる。

第2位 Free and Open Indo-Pacific(FOIP)

 外務省の公式チャンネルのインド太平洋に関連した動画が2位にランクイン。チャンネルでは外務大臣会見をはじめ、日本の外交に関する動画を公開しています。漫画『ゴルゴ13』とコラボレーションした動画も公開されている。

第3位 「君に触れた時から」Music Video

 AAAのメンバー・西島隆弘氏が2022年1月24日に公開した『君に触れた時から』のMVがランクイン。コメント欄を見ると海外ファンも多く、5月に発売されるアルバムにも注目が集まっている。

 TOP10のうちMVが4つランクイン、また外務省の公式チャンネルの動画も3つランクインした。短尺だけでなく通常尺の動画も、国内のみならず海外からのファンの反応が目立った。「Nissy Channel」の動画の概要欄には英訳された歌詞を記載するなど、海外ファンへの配慮が見受けられた。

新規開設チャンネル登録者数、1位は東谷義和のガーシーch

 2022年1~3月の間に新しく開設されたYouTubeチャンネルの、同期間内での登録者数ランキングは、以下の通り。

第1位 東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】

 芸能人や著名人の暴露話を投稿する「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」が1位に。2022年2月14日にチャンネルを開設し、わずか50日程度で登録者数100万人を突破した(2022年4月14日時点)。話題の高さを見せつけ、サブチャンネルも5位にランクイン。今後の芸能界に少なからず影響を与える存在になるのではと囁かれている。

第2位 みけねこch

 2022年2月22日に開設された謎の多いチャンネル。最初に投稿された動画「tst」は無音で黒画面にも関わらず、260万回再生(4/14時点)を記録。その後の投稿も飼い猫の紹介やゲーム配信などジャンルは絞られていないようです。誰が配信しているのか憶測が飛び交うものの、いまだに配信者は不明。今後の展開に注目が集まっている。

第3位 にこちゃん放送局

 人気YouTuberグループ「平成フラミンゴ」のNICOのソロチャンネル。2022年4月14日時点の投稿本数は2本だが、料理とトークの内容で260万回再生超、YouTuber・中町綾氏とのコラボ動画が130万回再生超と、既存ファンからの支持の高さを見せつける結果となった。

タイアップ動画再生数、1位はスーパードライ

 2022年1~3月の間に投稿されたタイアップ動画(広告コンテンツ)で、同期間内での再生数ランキングは、以下の通り。

第1位 スーパードライ(アサヒビール)

 アサヒビールのスーパードライが1位にランクイン。発売から36年目にして初のフルリニューアルし、大きくプロモーション展開している。2022年1~3月に43本のタイアップ動画を公開し、そのうち31本がショート動画。YouTuberのジャンルはエンタメ系からカップル系、トレーニング系まで幅広く起用している。

第2位 nosh(ナッシュ)

 食事宅配サービスのnoshが2位に。2022年1~3月に投稿されたタイアップ動画は1位よりも多く53本。通常動画に加え、ショート動画やライブ配信などを組み合わせた投稿が目立った。また、同一YouTuberを複数回起用する傾向も見られ、小田急ロマンスカーや寝台列車など鉄道解説を投稿する「スーツ 交通/Suit Train」は同時期内に10本の動画を投稿している。

第3位 Apex Legends(EA)

 3周年を迎える人気ゲーム『Apex Legends』が3位。山田涼介氏(Hey! Say! JUMP)のチャンネルではHIKAKIN氏とのコラボ配信を実施した一方、コメディアニメを配信する「マリマリマリー」とのタイアップ動画では、アニメーションとゲーム画面を組み合わせた新しい配信方法を取り入れ、幅広い層へアプローチしている。

YouTube Shorts再生数、1位はウエスP

 1分以内のショート動画「YouTube Shorts」では、期間内での再生数ランキングは、以下の通り。

第1位 ウエスP -Mr Uekusa-Wes-P

 チャンネル総再生数ランキング3位の芸人「ウエスP」のフランスのオーディション番組に出演した際の動画が1位にランクイン。コメント欄には日本語・英語・韓国語など様々な言語が見受けられ、いいね数は570万を記録した。

第2位 はねまりチャンネル・HANEMARI Channel

 Netflixで人気の韓国ドラマ『イカゲーム』でのワンシーンをパロディした「はねまりチャンネル」の動画が2位に。可愛くポーズを決める子どもたちの姿に203万いいねがついている。

第3位 M2DK,マツダ家の日常

 チャンネル総再生数ランキング1位の「M2DK,マツダ家の日常」の海外のコンテンツをパロディにした動画が3位となった。同チャンネルは3位から7位と9位にもランクイン。動画タイトルはすべて英語にするなど海外を意識して展開し、世界中のファンから安定した人気を得ている。

TikTokいいね数最多は、Junya/じゅんや

 IPRに新しくTikTok機能を実装された。そこでサービスリリース時から2022年3月31日までに投稿された動画で、いいね数が多い動画を調査した。結果は、以下の通り。

第1位 Junya/じゅんや

 2021年の年間YouTube総再生数ランキングで1位、2022年1~3月のYouTube総再生数ランキングでも2位にランクインした「Junya/じゅんや」が1位に輝いた。自身の体を張って行う実験やチャレンジの数々は言語を超えて楽しむことができ、世界中の人から支持されている。初投稿は2018年3月19日。フォロワー数は4,230万人(2022年3月31日時点)。

第2位 バヤシ Bayashi

 料理動画を中心に投稿する「バヤシ Bayashi」が2位に。ASMRを活用した臨場感のある調理過程を短尺におさめ、見た人の空腹感を増長させる動画が人気。海外からのコメントも目立っている。初投稿は2020年2月17日。フォロワー数は2,570万人(2022年3月31日時点)。

第3位 景井ひな

 活動開始からわずか1年でTikTokフォロワー数が国内女性1位になった景井ひなが3位という結果に。ファッション関連での支持の高さに加え、TikTokの機能をフル活用したトレンド動画の発信は幅広い世代が参考にしている。企業とのタイアップ動画も多数実施。初投稿は2019年1月22日。フォロワー数は1,100万人。

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2022/04/20 09:15 https://markezine.jp/article/detail/38820

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