SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

変化するInstagram運用 5年目の再定義

見るべき数値はたった4つだけ Instagramの「フォロワーが増えるロジック」を解説

 累計350万フォロワーのアカウントを支援してきたInstagramマーケティング会社のSAKIYOMIが正しい活用ノウハウを解説し、運用を「再定義」する本連載。第3回となる本稿では「フォロワーが増えるロジック」に焦点を当てて解説する。

「フォロワーを増やす」にはロジックがある

 前回の記事では、レコメンドの仕組みを解説することで、バズ投稿が発生する流れを解き明かしました。アカウントの質と投稿の質を高めることでInstagram側に積極的にレコメンドしてもらうことができ、結果的に100万リーチ越えの投稿が生まれる、といった内容でしたね。

 前回は解説しきれませんでしたが、実のところバズ投稿が生まれただけではInstagramのフォロワーは増えません。「バズ投稿が起こる仕組み」は理解したとしても、同じくらい重要な「フォロワーが増える仕組み」を正しく理解できていない方が多いのではないでしょうか。

  • とりあえずバズればフォロワーが増えると思っている
  • なぜフォロワーが増えていないのか、ロジックで説明ができない
  • そもそも社内に知見者がおらず、考えたこともなかった

 そんな方に向けて今回は「フォロワーが増える仕組み」を解説していきます。

投稿がバズってもフォロワーが増えない2つの壁

 新規ユーザーへのリーチを獲得した後は以下の2つの壁を乗り越える必要があります。

  • 第1の壁:(投稿を見た後に)プロフィールに訪れてもらう壁
  • 第2の壁:(プロフィールを見た後に)フォローしてもらう壁

 これを計算式に表すと以下の通りになります。

 当たり前の話ではありますが、この2つの壁を乗り越えられなかった投稿は、いくらバズったとしてもアカウントにフォロワーは増えません。

 同じ100万リーチの投稿でも、1投稿で1,000フォロワー増えるアカウント(A)と、200フォロワーしか増えないアカウント(B)がありますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。先ほどの計算式に数値を当てはめて見てみるとこのような違いがあります。

  •  A:100万リーチ×10%×1%=1000フォロワー増加
  •  B:100万リーチ×4%×0.5%=200フォロワー増加

 Instagramを運用している方なら、いかに100万リーチ越えの投稿を作ることが大変か実感しているはずですが、同じバズ投稿でもその後の設計次第でフォロワー増加数に大きく差がつくのです。このことはぜひ忘れないでいただきたいと思います。

 たった数%の差がアカウント運用においては命取りとなるぐらい、インパクトが大きい。それにもかかわらず、そもそもこの「プロフィールアクセス率」と「フォロワー転換率」を計測すらしてない企業アカウントをこれまで何度も見てきました。

 もし自社のアカウントの「プロフィールアクセス率」と「フォロワー転換率」をデータとして計測できていないのであれば、今すぐ運用を見直すべきです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
フォロワーを増やすロジックと見るべき4つの数値

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
変化するInstagram運用 5年目の再定義連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

石川 侑輝(イシカワ ユウキ)

株式会社SAKIYOMI 代表取締役社長 2019年末からInstagram運用事業を新しく開始。自社メディアにて、6ヶ月で20万フォロワー達成などの実績を元に、企業様へのInstagramマーケティング支援をサービスとして提供開始。 2021年にInstagram分析ツールSAKIYOMIをローンチし、累計100社以上350万フォロワー越えのアカウント運用支援に携わる(参考:ブログYouTubeチャンネル)。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/05/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/38904

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング