バズ投稿のセオリーを知るために必要な「アルゴリズム」の観点
Instagramを活用しようとするマーケティング担当者が真っ先に考えるのは「どうしたら投稿がバズるのか」ではないでしょうか? それにもかかわらず、多くのマーケターは「Instagramでバズ投稿が生まれる仕組み」を知らずに運用しています。
- 「とりあえずインフルエンサーとコラボしてみる」
- 「とりあえず綺麗な写真を投稿してみる」
- 「とりあえず広告の画像を載せてみる」
そんな風に運用をスタートして、途中で挫折する企業が後を絶ちません。
Instagram運用には「セオリー」があります。まずは「Instagramのアルゴリズム」の観点からバズ投稿を生み出す「セオリー」を学んでいきましょう。
そもそもInstagramでバズるには「3つのパターン」しかない
そもそもなぜ5万フォロワーぐらいのアカウントでも100万リーチを超えるような投稿が生まれるのかというと、「フォロワー以外へのリーチ」が「Instagramのレコメンド」によって生まれるからです。実際に弊社のアカウントの事例だと、ほぼすべてのバズ投稿において「フォロワー以外へのリーチ」が90%以上を占めます。
つまり、Instagramでバズるには自分の投稿がInstagramからレコメンドされる必要があり、その「レコメンドされるかどうか」を決めているのが「アルゴリズム」です。そしてアルゴリズムによって「フォロワー以外」にレコメンドされうる場所は「ハッシュタグ・発見タブ・KW検索」の3ヵ所“だけ”です。
まずは「この3ヵ所以外に注目していても、Instagramにレコメンドされてフォロワー以外に露出する可能性がないためバズらない」ことを押さえておきましょう。
ここまでで、アルゴリズムの重要性はご理解いただけたかと思いますが、このアルゴリズムはかなり複雑に設計されており、すべてを理解することは不可能です。ちなみにInstagramの公式発表によると、アルゴリズムには「シグナル」と呼ばれる数千個もの評価項目が存在するといいます。
それゆえに多くのマーケ担当者がこのブラックボックスの沼にハマり、本当に重要な部分さえも理解せずに運用してしまっています。そのため、アルゴリズムの詳細を知るのではなく、最低限の「レコメンドの流れ」を理解して、注目するKPIをできるだけシンプルにすることが実際の運用では何よりも重要です。