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変化するInstagram運用 5年目の再定義

バズらないアカウントの9割が「仕組み」を知らない Instagramのレコメンドを解説


「アカウントの質=ホーム率」「投稿の質=保存率」をKPIに

 これまで多くのマーケターや経営者の方からInstagramの相談を受けてきましたが、上手くいっていないアカウントの9割が上記の「レコメンドの仕組み」を理解せずに運用してしまっていました。それどころか、本来のユーザーの便益にはつながらない「ハッシュタグ分析」や「自動フォローツールの導入」「KW比率へのこだわり」などが先行してしまっているケースが非常に多いのです。

 ハッシュタグも発見タブもレコメンドされる場所が異なるだけで、表示されるかどうかはアルゴリズムによって決められます。繰り返しお伝えしますが、運用で重要なのは「アカウントの質」と「投稿の質」を最大化することです。この2つが高ければ、自然とInstagramにレコメンドされてバズります。

 そして実際の運用の際は、これら2つの数値を限りなくシンプルな数値指標(KPI)に置き換えて、追っていくことが成功の秘訣です。

 実際にSAKIYOMIで運用する際は、バズ投稿を生むための「最重要KPI」としてこれら2つの指標を設置しています。基準となる数値はアカウントのジャンルや成長のフェーズによって変わるため、一概にはいえません。なお、以下が1つの基準となるでしょう。

  •  ホーム率(アカウントの質)=40〜60%
  •  保存率(投稿の質)=2〜3%

 よく「100万リーチ越えの事例」をお伝えすると驚かれますが、実は意外とそこまで難しいことではありません。上記の2つの数値基準をしっかりと満たしているアカウントは、基本的には100万リーチ越えの「バズ投稿」を連発しています。ぜひ、運用する際のKPI設定の目安として参考にしてみてください。

中央に3つ並んでいるのはSAKIYOMIが運用するアカウントの実績画面(クリックすると拡大します)

 今回はInstagramの「アルゴリズム」に焦点を当て、Instagramでバズ投稿が発生する仕組みを解き明かしました。次回以降も企業がInstagramを活用する際に、成功の鍵となる具体的なポイントについてテーマを絞って解説していきます。読者の皆様が持つInstagramに対する考え方の「再定義」のきっかけとして、参考にしていただければ幸いです。

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この記事の著者

石川 侑輝(イシカワ ユウキ)

株式会社SAKIYOMI 代表取締役社長
2019年末からInstagram運用事業を新しく開始。自社メディアにて、6ヶ月で20万フォロワー達成などの実績を元に、企業様へのInstagramマーケティング支援をサービスとして提供開始。
2021年にInstagram分析ツールSAKIYOMIをローンチし、累計100社以上350万フォロワー越えのアカウント運用支援に携わる(参考:ブログYouTubeチャンネル)。

 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/22 16:47 https://markezine.jp/article/detail/38622

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