SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

インド中間層、使用人がいる世帯が半数以上、インド式アッパーミドルの優雅な生活とは?

 インドの公的機関が定義した「中間層」は、世帯年収が20万ルピー(約56万円)から100万ルピー(約280万円)の人たち。その割合は2005年時点で人口の5%にすぎなかったが、2015年には20%にまで増えるとの予測もある。博報堂はその中間層のうち、デリー、ムンバイに住む世帯月収2万ルピー(約5.6万円)以上、年収換算で67.2万円の25~54歳の男女を「インドパワー生活者」として定義してデータをまとめた。

 発表された資料によると、インドパワー生活者のうち、使用人を雇っている世帯は50.7%、クルマ保有世帯のうちお抱え運転手がいる世帯が9.4%と、日本でいう「中流家庭」よりも、かなり優雅な生活環境であることがわかった。しかし、クレジットカードの保有率は37.0%と、中国のパワー生活者の約半分。このように、インドのアッパーミドルの生活の細部に注目してみると、意外なデータが多い。

 日本では「暑い国」や「IT立国」というイメージのあるインドだが、エアコンの普及率は32.1%、家庭でのパソコンの保有率は48.1%にとどまっているという。お金をかけている領域は、「貯金」「医療」「子どものための教養・勉強」がトップ3。行事を大切にするためか「冠婚葬祭」にもお金をかけている。

 人気のスポーツは、英国の支配下にあった影響か「クリケット」(83.7%)圧倒的人気。2位の「テニス」(9.3%)を大幅に引き離している。また、公用語はヒンディー語だが、家庭内で英語で会話する割合も2割。ペットについては保有率は4.8%で、動物をペットとして飼う習慣が根付いていないようだ。

 広大な国土に10億人が生活し、多様な言語や宗教が共存する国インド。劣悪な環境で生活する人も多く社会問題となっているが、その経済力が増すにつれて中間層のライフスタイルは国全体に広がっていきそうだ。

【関連記事】
電通、インドにインターネット広告会社を設立
インドで爆発的に検索されたキーワードは「タタの新車」―「Google Hot Treds」インド版公開
中国消費リーダー層は「クロスメディア型」、パソコンインターネットへの平均接触時間は日本の3倍以上

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/06/03 13:20 https://markezine.jp/article/detail/3915

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング