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ヒットの裏にマーケあり

モデル×動画クリエイターの石井亜美さんから学ぶ、マーケターが目標達成の確率を上げる方法

シミュレーション・ロードマップで理想と現実の距離を測る

高橋:私はそういったコメントには心を無にしますが、どこかで無になりきれないから続けるのが嫌になるのかもしれないです(笑)。

 お話を聞いていると、目的意識と想像力が目標達成の確率を上げていると思いました。これはマーケターにも共通する部分で、マーケティングにおいて目標値までのロードマップやシミュレーションは必要なものなんですね。

 たとえば、ナイルが得意とするSEOの分野はシミュレーションを出すことが難しいといわれるけれど、コンサルティングをするときはお客様にシミュレーションやロードマップをお見せします。その際に目標の数字に到達するまでに必要なプロセスを想像する力がないと、効果的な提案はできないし、壁が現れたときに万策尽きてしまうんですよね。

石井:マーケターの方と一緒なんて恐れ多いですが、確かに私も目的やそのプロセスにおいて想像したことはリストにしています。私の場合は「人生でやりたいこと」を100個書き出してリスト化し、叶うまでイメージするようにしているのですが、今ではほとんど叶えることができています。

高橋:言語化するのはすごくいいですね。理想と現実には乖離がありますが、石井さんの100のリストや、マーケターが業務で作るシミュレーション・ロードマップには理想と現実の距離を測る役目があると思います。

 目的や想像したプロセスをきちんと見えるように具体的にしておくことで、現実とどのくらい離れているのかわかり、どのように理想に近づけていくのか考えることができる。

 前編で出てきた「振り返りノート」もそうですが、経験したことを文字で残して、必要なときに見返していくことで、石井さんの中に経験値が蓄積されて、想像力もはぐくまれていったのかもしれませんね。

マーケあり!ポイント

・石井さんの活躍の秘訣は、目的意識と想像力をフル活用していること。目的を達成するためのプロセスを言語化し、イメージトレーニングすることで、理想と現実の乖離を知ることができ、毎日目的を意識しているからこそ、目的達成の方法を思い付くし、続けることができています。また、「振り返りノート」に見られるように、過去の気付きを消化し今に活かす工夫をされており、毎日少しずつでも前進していける生き方が当たり前にできている方なのだなと感じました。

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この記事の著者

高橋 飛翔(タカハシ ヒショウ)

 1985年生まれ。東京大学法学部卒。大学在学中にナイルを創業。

 ナイルにて、累計1,500社以上の法人支援実績を持つデジタルマーケティング支援事業や自社メディア事業を発足し「ナイルのマーケティング相談室」「ナイルのコンテンツ相談室」などを運営。2018年より新規事業として月10,000円台でマイカーが持てる「おトクにマイカー 定額カルモくん」をローンチ。自動車産業における新たな事業モデルの構築に取り組んでいる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/30 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39251

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