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ヒットの裏にマーケあり

モデル×動画クリエイターの石井亜美さんから学ぶ、マーケターが目標達成の確率を上げる方法

ファンとの信頼、自身のワクワクがビジネスを継続させる

高橋:モデルの仕事は、受ける仕事によって世間のイメージも大きく変わると思います。指名発注でモデルの仕事を受けるというのは、「選ばれる側から選ぶ側になった」ということですが、仕事の取捨選択はどのようにされているのでしょうか?

石井:一番に考えているのは、ファンの方が喜んでくださるかどうかという点です。ファンの方は、新しいアクセサリーをつけただけでも「買ったんですか?」ってメッセージをくれるくらい本当によく見てくださっているんです。

 だから、もしちょっとでもずるい考えをして仕事を受けたら、その信頼関係も崩れてしまうと思います。その仕事を受けることで、ファンの方と100%の信頼関係を築いていけるか、というのは大切にしています。

 あとは、感覚的に楽しそうと思えるか、ワクワクするかといった、自分の中でのやりたい度合いが95%以上じゃないとやらないですね。

高橋:すごく共感できます。ナイルも「幸せを、後世に。」というミッションを掲げていて、私たちの作るビジネスから嬉しい、楽しいという感情が生まれて、それが次の世代、そのまた次の世代へと残っていくような事業作りをしようというのが基本的な考えです。そのため、私たちのビジネスが生み出す価値がどれくらいロングランするものかというところを大切に思っています。

 継続性のあるビジネスを続けるには、お客様はもちろん、サービスを届ける側の従業員も楽しんだり喜んだりできることが重要なんですよね。自分が楽しくないとファンの方にも楽しんでもらえない、ずるいことをしたら悲しませてしまうというところに、僭越ながら、近しい部分があると感じました。

 事業もモデルもYouTubeも、すべてに共通することだと思いますが、だれも幸せにならないような、一時的にバズるだけの活動などは、中長期的に支えてもらうことはできないでしょうね。

高橋 飛翔(たかはし・ひしょう)

 1985年生まれ。東京大学法学部卒。大学在学中にナイルを創業。

 ナイルにて、累計1,500以上の法人支援実績を持つデジタルマーケティング支援事業や自社メディア事業を発足。2018年より新規事業として月10,000万円台でマイカーが持てる「おトクにマイカー 定額カルモくん」をローンチ。自動車産業における新たな事業モデルの構築に取り組んでいる。

石井:そうですね。共感していただけて嬉しいです!

積み上げてきたものを深く、大きくしていく

高橋:7年前、指名されるモデルになったほうがいいという石井さんの読みは当たっていたということですね。石井さんの特性を挙げると、想像力と継続力があり、ストレス耐性が高く、マーケット感覚に優れていてPDCAも回せる方だと、完全に起業家タイプです(笑)。

 モデルとしても大成功を収めそうですが、起業家としても事業を1から育てていけると思います。指名されるモデルという目標を達成できた今、新たな目標などはあるのですか?

石井:幸せな結婚以外ないですね(笑)。ビジネスの観点では、私の中で本を出すことが1つの夢だったのですが、それも2年前に達成できたので、今はいただいたお仕事を1つずつ丁寧に応えていって、達成感を大切にしていきたいという気持ちでいます。

 指名でお仕事をいただけるようになったとはいえ、まだオーディションを受けて仕事につなげていた時代のほうが長いので、お声をかけていただけることにとても幸せを感じていて。新たな目標に向かうより、積み上げてきたものをより深く、大きくしていきたいというフェーズに入っていると思います。

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この記事の著者

高橋 飛翔(タカハシ ヒショウ)

 1985年生まれ。東京大学法学部卒。大学在学中にナイルを創業。

 ナイルにて、累計1,500社以上の法人支援実績を持つデジタルマーケティング支援事業や自社メディア事業を発足し「ナイルのマーケティング相談室」「ナイルのコンテンツ相談室」などを運営。2018年より新規事業として月10,000円台でマイカーが持てる「おトクにマイカー 定額カルモくん」をローンチ。自動車産業における新たな事業モデルの構築に取り組んでいる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/06/30 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39251

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