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今年の夏のボーナス、7割の人が「自由に使える金額が減っている」

2008/06/04 11:55

夏のボーナス、30~40代はダウン、50~60代はアップ

 購買支援サイト「価格.com」は、2008年夏のボーナスについての意識調査を行い、3,244人(男:84.3%、女:15.7%)から回答を得た。

 今年の夏のボーナス推定支給額をたずねたところ、回答者全体の平均は58.3万円(男:60.9万円、女:42.0万円)で、昨年とほぼ変化はないという。しかし、年代によってもらえる額に差が出ており、30代は前年比5.8万円ダウンの「48.2万円」、40代も3.5万円ダウンの「66.4万円」となっている。逆に増加傾向なのは50代以上で、特に60代以上の増加率が高くなっている。働き盛りの20~40代にとっては、厳しい夏となりそうだ。

今年の夏のボーナス 推定平均支給

 推定支給額でもっとも多いのは30~50万円未満(16.0%)、50~70万円未満(13.5%)、10~30万円未満(12.8%)。この分布割合は、回答者の年齢分布ともほぼ比例しており、30~40代のボーナス支給額は、ほぼ30~70万円の範囲に収まると見られている。

夏のボーナスの約半分は「貯金」

 支給されるボーナスのうち、生活費やローン返済に使用する分を除いた「自由に使えるお金」をたずねたところ、もっとも多かったのは「30~50万円未満」で19.3%、「50~70万円未満」が16.0%、「10~30万円未満」は15.1%と続いている。また、ボーナス支給額のうち、自由に使えるお金が増えたのか減ったのかについては、「減っている」「やや減っている」を合わせた割合は74.1%で、4分の3近くの人が手元に残る額が減っていると感じているようだ。

「実感として、ボーナス支給額のうち、自由に使えるお金は昨年と比べ
増えていますか? それとも減っていますか?(全体)

 夏のボーナスの使い道でもっとも多いのは、例年通り「貯金」(44.7%)で、夏のボーナスの半分程度は貯金に回されている。ボーナスで商品を購入する割合は21.4%、旅行などの費用にあてる割合が12.9%となっており、「消費行動に費やす」という割合は全体の3分の1程度。

 「夏のボーナスを使った商品購入にいくらまでかけられるか?」という質問については、支給額のボリュームゾーンである「50~70万円未満」の層でも「平均4.7万円」というかなり低い金額。そんな中、購入したいものの一番人気は昨年同様「洋服・ファッション関連」。続いて「液晶テレビ」「DVDレコーダー/プレーヤー」「PCパーツ」「ノートPC」「デジタル一眼レフカメラ」がランクイン。このうち「DVDレコーダー/プレーヤー」が昨年調査から大きくポイントを伸ばしているという。

 今回の調査結果を踏まえて、カカクコム メディアクリエイティブ部の鎌田剛氏は、「自由に使えるお金が「昨年より減った」と感じている人が全体の4分の3にのぼるなど、サラリーマンの懐状況は必ずしも良いとはいえない。支給額の約1割程度しか商品購入に回さないというデータから、「買い物をするにしても安いものを」という傾向は強まっており、夏のボーナス商戦を見込んでいるメーカーや小売店にとっては、かなり厳しい調査結果といえそうだ」と分析している。第18回調査『夏のボーナス2008 ―何にどのくらい使う?―』の詳細は、「価格.comリサーチ」(http://kakaku.com/research/)で公開されている。

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