凸版印刷とノルミーは、手のひらによる本人認証機能を実装したメタバースサービスの開発を開始した。
凸版印刷は、メタバース空間の構築を支援するサービス「MiraVerse(ミラバース)」を提供している。一方のノルミーは、スマートフォンのカメラを通じた生体認証技術の開発を手掛けるスタートアップ企業だ。
両社は共同で、メタバース上に生体認証機能を実装させるシステムの開発を推進。これにより、なりすましや乗っ取りなどの不正行為を防ぎ、メタバースのセキュリティ強化を目指す。
今後は、バーチャルイベント会場への入場管理機能を開発予定。メタバース上に構築されたイベント会場への入場チケットとして、生体認証を活用できるようにする。
また、アバターと本人情報の紐づけ機能も開発予定。凸版印刷が提供するアバター生成管理基盤「AVATECT(アバテクト)」において、ユーザー認証方式のひとつにノルミーの生体認証技術を採用する。
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