CCCMKホールディングスのシンクタンクであるCCCマーケティング総合研究所は、「時間と場所に関する調査」を実施し、結果を発表した。
同社は、生活者の行動時間、行動場所の変化を知るために2021年6月から定期的に「時間と場所に関する調査」を実施。今回は2022年9月に実施した調査結果より、「1日の行動と時間帯」について発表された。
平日昼の12時の行動、39.6%が「食事」、32.8%が「仕事」
平日の昼12時では、「昼食を食べる」が39.6%と最も多くなり、「仕事」が32.8%と続く。他には「昼食の準備、調理、片付け」が17.3%だが、それ以外は1割に満たず、平日の昼12時は多くの人が食事に関わることや仕事を行っていることがわかった。
一方、平日の夜19時は「夕食を食べる」が28.8%で最も多かったものの、他には「夕食の準備・調理・片付け」「自由時間」「仕事」などが10%台となり、行動は分かれている。
平日の「自由時間」は職業により異なる傾向
下記のグラフは、平日夜18時以降の時間帯で「自由時間」と回答した割合を職業別に表示している。夜19時の行動では「自由時間」が16.6%となった。
全体では「自由時間」の回答が最も多い時間帯は21時30分だった。この前後の21時と22時、22時30分の4つの時間帯が「自由時間」と答えた人が4割以上となっている。
職業別に見ると、無職男女、専業主婦では21時30分よりも前の時間帯に「自由時間」とする人が半数を超えている。男性会社役員・会社員・公務員は21時30分と22時台、女性会社役員・会社員・公務員は22時台、学生男女は22時30分と23時台が高くなっている。職業によって自由時間の時間帯が異なる様子がうかがえる。
【調査概要】
地域:全国
方法:インターネット調査(Tリサーチ)
対象:男女16~79歳のT会員
有効回答数:2,536サンプル
期間:2022年9月9日~2022年9月15日
実査機関:CCCマーケティング(現:CCCMKホールディングス)
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