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イベントレポート

APACで活躍するクリエイター総勢120名が集結!Meta主催のイベントで感じたIGリールの勢い

リールの再生数はデイリーで1,400億を超えるほどに

 世の中的なショートムービーの盛り上がりと共に成長を続けるInstagramリール。今回のCreator Weekではそのさらなる可能性を大いに体感した。これからの展開についても、ぜひ注目したいところだ。

 「現在、FacebookとInstagramにおけるリールの再生数はデイリーで1,400億を超えており、年間収益ランレートのうち30億ドルを占めています。このことからもわかるように、リールは急成長を遂げているフォーマットで、クリエイターとして成長する上では必須のツールだと言えます。たとえば、1万人以上のフォロワーがいる公開アカウントのうち、過去60日間に5つ以上のリールを投稿したアカウントは、リールを全く投稿しなかったアカウントと比較して2.5倍も多くのフォロワーを獲得しています。

 今回のCreator WeekでもSNOWやVITAなどの外部アプリで作成した動画をInstagramやFacebookに直接シェアできる機能を発表しましたが、今後もクリエイターがより簡単に、そしてクリエイティブに短尺動画を作成するためのツールの拡充に注力していきます」(市村氏)

即興で行われたコラボレーションの様子は、すぐにリールなどでアップされていた
イベントでも、即興で行われたコラボレーションの様子がすぐにリールでアップされていた

 映えは2Dから3Dへと進化し、「インスタ映え」から「動画映え」へと変わっている。今の時代に受け入れられるのは「憧れ感の強い提案メインの発信」ではなく、「自分にも手が届く背伸びしないコンテンツ」だ。MERYでも月間100本近くのリール動画を投稿しているが、Creator Weekの取材においても、MERYライフクリエイターでクリエイターと日々共創し、最新トレンドにアンテナを張っているからこそ見えるものがあったように思う。

Creator Weekで筆者が感じたこと

 コロナ禍初期、緊急事態宣言により人と会うことを制限される中、Instagram上での繋がりは私たちにとって大きな存在となった。インスタライブやコラボ機能によるコラボレーション、著名人、友人のステイホームの投稿で、自分は一人ではないと心が軽くなった。

 そういった時代を経たからこそ、今改めて感じるのは、リアルのコミュニケーションの尊さである。参加クリエイターたちのみなぎるパワーと溢れ出るインスピレーション。そして、撮影、編集が手軽に行えるテクノロジーがあってのクリエイティビティ。Creator Weekではそれらを体感し、クリエイターたちの未来に大きな可能性を感じた

 Metaとしても初めての取り組みであった今回のCreator Weekだが、確かな手応えを感じたようだ。

 「多様なバックグラウンドを持つクリエイター同士で交流し、互いに学び合ったり、インスピレーションを得たり、コラボレーションしてコンテンツを制作する機会にしてほしいという思いからCreator Weekを企画しましたが、その点においては想像以上の成果が得られたのではないかと考えています。どのクリエイターも非常に積極的でイベント初日から会場の至るところで一緒に撮影をしたり、気軽に声を掛け合ったりしている様子が見られましたし、言葉が通じない相手でも身振り手振りでコミュニケーションしたり、ダンスをして仲良くなったりしている場面も多く見られました。みなさんの意欲やコミュニケーション力は非常に印象的でした。

JAPANチームの5名はHIP HOPダンスに挑戦。ダンス経験者が多いこともあり、短時間で作り上げたオリジナルのパフォーマンスを披露。会場を大いに沸かせていた
JAPANチームの5名はHIP HOPダンスに挑戦。ダンス経験者が多いこともあり、短時間で作り上げたオリジナルのパフォーマンスを披露。会場を大いに沸かせていた

 コロナ禍で海外の人たちと出会う機会やオフラインで集まる機会が減ったこともあり、今回のイベントが本当に刺激になったという声もいただきました。国やジャンルを越えてコミュニティを作る場を提供することで、クリエイターとして似たような悩みや課題を抱えている人たちが共感し、モチベーションを高めるきっかけになったのではないかと手応えを感じています」(市村氏)

 まだまだ盛り上がりの勢いが止まらないショート動画市場。今回のイベントから生まれたクリエイターたちの新たなインスピレーションや新機能の拡充は、間違いなくInstagramリールの発展につながるだろう。

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この記事の著者

奥松 彩夏(オクマツ アヤカ)

株式会社MERY MERYソーシャルメディア編集長

デジタル広告代理店のアカウントプランナー、美容メディアの編集者を経て、MERY編集部にジョイン。MERYでは主に各種SNSやコミュニティをメインで担当。編集部内のコンテンツだけではなく、外部のインフルエンサーと共にコンテンツを共創する「MERY ライフ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/21 08:00 https://markezine.jp/article/detail/40548

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