CCCマーケティング総合研究所は、2022年6月23日(木)~6月30日(木)に「年代別意識調査」を行い、その結果を発表した。
今回の発表では同調査の結果より、30~50代のミドル世代の男女に焦点を当て、意識の違いを紹介。分析にあたり、ミドル世代を同居形態別に「一人暮らし」「同居者は配偶者・パートナーのみ」「子どもと同居」「親と同居(配偶者・子ども未同居)」に分け、さらに男女別に分類した。
時間の使い方における自由度は「同居形態」によって差がある
まず、時間の使い方を自分で自由に決められるかどうかを尋ねた。すると、自由に決められるとしたのはミドル世代全体では57.5%となった。しかし、同居形態別に比較すると、「男性・子どもと同居」で43.8%、「女性・子どもと同居」で47.5%と低い結果となった。一方、「男性・一人暮らし」は68.9%、「女性・一人暮らし」は76.5%で男女ともに最も高い数値になっており、同居形態によって時間の使い方の自由度に差があることがわかった。
ミドル世代の6割以上が打ち込める趣味や好きなものを持ちたいと回答
次に趣味や好きなことに関わる生活価値観について尋ねた。「自分がとことん打ち込める趣味や好きなものを持ちたいと思う」では、ミドル世代の67.8%が「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答。「家庭(家事や家族)と個人の趣味を両立させたい」も、ミドル世代全体では62.9%となった。同居形態別では前述の二つの質問に対して「あてはまる」「ややあてはまる」と回答する割合に男性の中でやや差が見られ、「子どもと同居」している男性が特に高くなっている。
全体で「国内旅行」「グルメ・食べ歩き」「テレビ番組・ 動画観賞」への関心度が高い傾向
続いて、ミドル世代の興味関心ごとについて尋ねると、ミドル世代全体で関心度が高かったものは「国内旅行」「グルメ・食べ歩き」「テレビ番組・動画観賞(映画・ドラマなど)」だった。同居形態別の関心度では、男女ともに「親と同居」は「マンガ」への関心度が高く、「女性・親と同居」は「音楽鑑賞」に対して他よりも関心度が高くなっている。「スポーツ」は女性よりも男性の関心が高い傾向だが、特に「男性・子どもと同居」で高い傾向が見られた。「子育て・教育」の「子どもと同居」している男女の関心度を比較すると、男性(21.2%)よりも女性(37.8%)のほうが高い結果となった。
【調査データ概要】
調査名:年代別意識調査(2022年6月)
地域:全国
対象者:男女16~84歳のT会員
有効回答数:11,033サンプル(うち本発表のミドル世代は4,803サンプル)
期間:2022年6月23日(木)~2022年6月30日(木)
実査機関:CCCマーケティング(現:CCCMKホールディングス)
方法:インターネット調査(Tリサーチ)
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