SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

生活者が選ぶ2023年ヒット予想発表!キーワードは“攻めの安近短”【博報堂生活総合研究所調査】

 博報堂生活総合研究所は、生活者が選ぶ“2023年ヒット予想”を発表した。

 生活者に対して、今年世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを提示し。そして「2023年以降、ヒットしそう/話題になりそう」と思うかを調査。「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう結果をポイント化したランキングと、ヒット予想の理由を分析し、まとめたものだ。

 “2023年ヒット予想”のキーワードは【攻めの安近短】

 調査結果からは生活者が新型コロナウイルス感染拡大の懸念を抱えつつも、インバウンドの解禁等でポストコロナへの期待も高まっていることが見えてくる。ヒット予想の上位を見ると、まずは「安(安価や安心)」「近(近場、身近にあるもの)」「短(短時間・手軽に情報や成果を得やすいもの)」になった。

“2023年 ヒット予想”ランキング(全体)
“2023年 ヒット予想”ランキング(全体)

 以下、【攻めの安近短】を4分野から紹介する。

 ランキング分析による【攻めの安近短】の4分野

  1.  攻めの「安(安価)」

     昨今の物価高騰を受け、節約したいとの理由で「フードロス削減」(3位)、「節電グッズ」(5位)を挙げる人が多い。単に安くするだけでなく、同時に社会問題解決にも目配りができるという点で、攻めの「安(安価)」といえる。
    「EV(電気自動車)」(9位)も環境への配慮だけでなく、ガソリン価格の高騰の影響や、低価格化による普及への期待が読み取れる。「300円以上の商品も豊富な100円ショップ」(10位)には、物価高騰のなかで、低価格・高品質な商品への評価と期待を感じられる。

     
  2.  攻めの「安(安心)」

    「オンライン診療」(4位)は便利で今後も広がる展望がある。
    「若年層の投資教育」(11位)、「認知症保険」(28位)は人生100年時代への備えとして、「アプリ婚」(28位)は出会いの機会や相性への不安を回避する手段として、新しい安心のよりどころを模索する姿勢といえる。
     「サービスロボット」(12位)、「男性も日傘」(16位)、「空調服」(18位)も、人手不足や気候、美容への不安に対し、新しい対処や習慣による攻めの姿勢としてとらえることが可能だ。

  3.  攻めの「近(近場、身近)」

     1位は「国内旅行」。「ジブリパーク」(12位)、「ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)、「ウォーキング・アプリ」(17位)など、“まず近場から”の積極的な行動を感じさせる項目が上位に入った。
    「有料動画配信サービス」(2位)、「eスポーツ」(5位)、「メタバース」(15位)も、近い=自宅や手元で楽しめるデジタル/ネット領域の項目だ。

  4.  攻めの「短(短時間、手軽)」

     動画大手の参入もあり「ショート動画」(8位)への期待が高まっている。「倍速視聴」(28位)、「TVer」(18位)など時間効率を高める項目も上位に入る。「バラエティ自販機/無人販売所」(23位)、「冷凍食品専門店」(26位)、「カプセル・トイ」(28位)など、手軽に驚きや美味しさを味わえる商品・サービスも上位に入った。いずれも従来の生活スタイルを変えるような攻めの「短」に生活者が注目している様子が見受けられた。

【調査概要】
新聞・雑誌・Webなどから、今年、生活者が関心を示した、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、 コンテンツ、出来事などを収集し、うち80項目について調査
地域:首都圏、京阪神圏
手法:インターネット調査
対象:15~69歳の男女1,008人(有効回収数)
時期:2022年9月20日(火)~26日(月)
企画分析:博報堂生活総合研究所
実査集計:H.M.マーケティングリサーチ

【関連記事】
博報堂生活総研、20年前と現在の若者像を比較できるマンガを公開 調査をもとに特徴的なデータを表現
博報堂、「DXD Growth Program」を開始 企業のオウンドサービスの成長・自走を支援
博報堂、ファミリーマートにて「クロスモーダル知覚」を使った映像の実証実験を開始
若者の流行、ONE PIECEが1位!Splatoon・Ado・旅行が急上昇【LINEリサーチ調査】
2022年上半期、最も流行したものは?「TikTok2022上半期トレンド」ノミネート30を発表

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/10/27 17:58 https://markezine.jp/article/detail/40412

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング