博報堂のプロジェクトチーム「Human X(ヒューマンクロス)」は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で、クロスモーダル知覚(五感の相互作用)を活用した実証実験を開始した。
同実験では、映像に接触することで消費者のその場での行動にどのような影響を与えるかを検証する。
具体的には、「ビールのおいしさを増幅させる音楽」を映像化。視覚と聴覚の感覚刺激を組み合わせることで、映像に触れると泡感・炭酸感・のどごし感などビールを飲んだ時の感覚を視聴者に想起させる。また、泡の大きさや動きなどビールの様々なテクスチャーを強調した映像表現により、視聴覚を刺激する。
同実験は2022年10月4日から10月31日までの期間、店頭デジタルサイネージメディア「FamilyMartVision」が設置されている全国のファミリーマート約3,000店舗で実施。映像視聴による店舗内での感情変化や行動変容を検証し、今後の店舗体験の拡張可能性を検討していく。
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