インテージは、2022年10月までのSRI+(全国小売店パネル調査)のデータをもとに推定販売金額の伸びを比較する「2022年、売れたものランキング」を発表した。
検査薬、オートミール、鎮暈剤が大きく伸長
2021年と比べて大きく伸長したものは、以下の通り。
最も伸びたものは、検査薬(277%)だった。コロナ抗原検査キットを中心に大幅に増えており、第7波となった7月には363%、8月は667%まで伸びた。
2位はオートミール(156%)となり、コロナ前の2019年と比較すると12.8倍に。3位は酔い止めなどの鎮暈剤(ちんうんざい、146%)、4位には口紅(145%)、5位に口腔用薬(136%)と続いた。
殺菌消毒剤や体温計、前年比で苦戦の傾向
一方で2022年に販売が苦戦したものは、殺菌消毒剤(82%)が1位となった。2位の体温計(83%)は前年と比べると減少したものの、コロナ前の2019年と比べると201%伸びる結果だった。
なお2021年の売れたものランキングを見ると、1位は2022年2位のオートミール、2位には麦芽飲料、3位には玩具メーカー菓子がランクインした。2021年の販売苦戦ランキングの上位には、2022年は売れたものランキング4位の口紅(6位)や、12位のほほべに(3位)が入っていた。
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