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1ヵ月半でチャンネル登録者数10万人増!PIVOTに学ぶYouTubeレコメンド攻略法&分析Tips

 元NewsPicks編集長の佐々木紀彦氏が代表を務めるPIVOT。運営するビジネスパーソン向けのメディアでは、各界のリーダー・著名人らが多数登場し、独自の企画で好評を博している。同メディアが今注力しているのが、2022年6月から本格始動したYouTubeチャンネルだ。2023年4月時点でチャンネル登録者数は35万人に到達し、ピーク時には1ヵ月半で約10万人も増えるなど、急激なスピードで認知されている。本稿では、PIVOTでマーケターを務める安部氏を取材。YouTubeのレコメンドを活かして動画を視聴されやすくするための工夫や分析、改善ポイントを聞いた。

元NewsPicks編集長が始めたメディア「PIVOT」

――PIVOTの簡単な会社紹介からお願いします。

 PIVOTは2021年6月、元NewsPicks編集長の佐々木紀彦が立ち上げた企業で「PIVOT」というビジネス映像メディアを運営しています。

PIVOT マーケティングディレクター 安部貴久氏

 メンバーには、テレビ局の元プロデューサーや新聞記者経験者などがいます。最近では、元TBSアナウンサーの国山ハセンもジョインしました。多様な経歴とスキルを持った仲間がいます。

 PIVOTでは、最前線で活躍する経営者や専門家をゲストに招いて経営、マネー、キャリア、ビジネススキルなどのテーマに沿った学びコンテンツを毎日配信しています。ユーザーは課金することなく全編無料で動画を視聴できます

PIVOTではインタビュー動画以外に独自の番組も制作。画像は、本田圭佑氏が出演するリアル投資ドキュメンタリー番組「ANGELS」のサムネイル

――次に、安部さんの業務内容について教えてください。

 私はPIVOTのマーケティング担当として、プロモーション業務や動画コンテンツの分析を行っています。中でも今最も注力しているのが、YouTubeチャンネルの運用改善です。

 PIVOTのYouTubeチャンネルは2022年6月に本格始動しました。私はYouTube アナリティクス上でインプレッション数やCTR(※)、視聴回数などを確認したり、ユーザーインタビューを行ったりしてチャンネルの質の改善に努めています。

※インプレッション数とは、YouTubeのホーム画面などに動画が表示された数のこと。CTRは、ユーザーのデバイス上にサムネイルが表示された上で、クリックされた割合を示す

“じっくり”見てもらうのに最適なYouTube

――2022年にYouTubeチャンネルを開設された背景を教えてください。

 YouTubeチャンネル開設の理由は、動画コンテンツをより多くの人に届けたいと考えたからです。YouTubeチャンネルの開設以前は、iOSのアプリに絞ってコンテンツを配信していました。当時はPIVOTの公式アカウントや番組出演者にもお願いをして各自のSNSアカウントを使って告知していました。しかし、それでは投稿者のフォロワーを中心に、特定のコミュニティにしか広められていなかったのです。

 より多くの人にリーチしたいのなら、人が大勢集まる場所にコンテンツを投下するのが近道です。そこで、高い集客力を持つYouTubeにまずは注力することにしました。その結果、リーチが大幅に拡大し、PIVOTの認知度にも大きな影響を与えたと感じています。

 YouTubeと当社のコンテンツの相性の良さも、注力する理由の一つです。PIVOTの動画はその性質上「軽く流し見ができること」よりも「深く学べること」に特徴があります。たとえばTikTok上でショート動画を流せば、広く認知を獲得できるかもしれませんが、それよりも長尺の動画を発信できるYouTubeでユーザーにじっくりと視聴してもらいたいと考えたのです。

 2023年に入りTikTokのアカウントも立ち上げはしましたが、その主な目的は、TikTokからYouTubeに遷移してもらい、最終的にはYouTubeで視聴してもらえるような導線を設けるためです。

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この記事の著者

釘﨑 彩子(クギサキ アヤコ)

 2019年からマーケティング・広告の専門出版社で編集者として勤務。広報・PR分野を中心に編集業務にあたる。2022年よりフリーランスのライターに。媒体問わず、マーケティング、広報、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/04/07 09:00 https://markezine.jp/article/detail/41686

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