SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

博報堂DYMP、生活者パネルデータをGPTモデルに学習 行動パターンに基づくプランニングが可能に

 博報堂DYメディアパートナーズは、AaaSに格納されている生活者パネルデータを、ChatGPTのGPTモデルに学習させ、広告/メディア効果シミュレーション環境の研究開発を開始した。この仕組みを順次AaaSのソリューション群に組み込み、従来よりも高次元に生活者の行動パターンに基づくコミュニケーションプランの作成を可能にする。

 同プロジェクトでは、同社が保有する20万人の大規模調査パネルに対する独自アンケートを実施。その結果から得たプロフィール・メディア接触行動・興味関心・価値観などの情報をGPTモデルに入力・学習させることで、様々なコミュニティや条件下での広告/メディア・コンテンツ効果のシミュレーションを目指す。

 なお、目的に応じてターゲットとなるパネルの選定を20万人の中から行うとともに、入力するプロフィール情報を設定するため、動的シミュレーションが可能。

  これにより、生活者行動パターンを加味した「テレビ視聴などの広告/メディア接触」、「態度変容などの広告/メディア効果」の予測結果に基づいたメディアプラン作成や、「生活者の態度変容の背景となったインサイト、仮説の探索」などが可能になる。今後、同プロジェクトの成果は、メディア効果を最適化するAaaSの各ソリューション群に組み込んで提供していく。

 博報堂DYグループでは今回の活動にあたり、生成AIが人間のクリエイティブな業務へのシフトを推進することと、個人情報やプライバシー、著作権の問題への配慮が必要であることの両面を考慮し、グループ各社共通の利用ガイドラインを設け、運用ルールを策定。さらに投入する情報に特殊な処理を施すシステムを構築し、機密性を確保しつつLLM(大規模言語モデル)の能力を最大限に活用できる環境の整備を目指す。

【関連記事】
博報堂DYMP、AaaSにてオフライン購買データの連携を開始 オン/オフ同一で購買データの連携が可能
博報堂DYMP、「TV AaaS Lab」を設立 テレビ全体のビジネスアップデートを目指す
電通デジタル、AI主体のカスタマーサービスの支援を開始 ChatGPTなどを活用し顧客体験を改善
Sendbird、ChatGPTを搭載したチャットボットAPIおよびチャット連携型の通知機能を発表
アイレップ、ChatGPT等の大規模言語モデルを活用したマーケティングプラットフォームの運用を開始

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/05/31 07:30 https://markezine.jp/article/detail/42374

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング