6月30日、凸版印刷は、オリジナルのAIツールとデザイン思考などを活用したブランド開発およびマーケティング事業を展開するNEW STANDARDと資本業務提携(第三者割当増資で出資)を締結した。
同連携により、凸版印刷のBX支援事業における技術とNEW STANDARDのテクノロジーと知見を融合。MZ世代(ミレニアルズ/Z世代:1980年~2010年頃生まれ)をターゲットとし、顧客起点でアジャイル型ブランディングを実現する新たなマーケティングサービス開発を目指す。
具体的には、デザイン思考プロセスを活用し、企業が保有する顧客データを基に自社の顧客理解を深め、商品・サービスの開発とブランディングおよび最適なコミュニケーション施策を設計・開発する方法論をサービスとして展開することを目指す。
また、産業別MZ世代の顧客インサイトやトレンドリサーチをコンテンツ化・レポートとして発行。レポートを活用したセミナーやワークショップなどのサービスの展開も視野に入れている。
加えて、NEW STANDARDが保有するAIキュレーションツールやユーザーインタビューを実施する既存ツールをベースに、本提携によるブラッシュアップやOEM版の開発などの検討も実施していく。
今後両社は、双方の知見・技術を掛け合わせたサービス開発を推進し、2023年度中にブランドマーケティング領域で、新規サービスの市場に投入。2026年3月までに50社へのサービス提供を目指す。
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