AirDropの新機能「NameDrop」は懐かしい!?
次に紹介する「NameDrop」は、やりかたも非常にキャッチーでiOS17発表後に話題となっていたため、すでに試した方もいるのではないでしょうか。
AirDropの新機能の一部で、iPhone同士を近づけるだけで連絡先を共有できるというもの。お互いの名前や電話番号などをオンスクリーンキーボードで入力することなく簡単に交換できます。年内にはApple Watchにも対応するとのことですので、より手軽に相手と連絡先を交換できるようになりますね。
その際、先ほど紹介した「連絡先ポスター」を設定している場合にはそれが画面上に表示されます。パーソナリティを表現しつつ、時短で共有ができるほか、入力ミスも防止できる便利な機能と言えるでしょう。
すでにサービスは終了していますが、過去には「Bump」や「Android Beam」といった類似のサービスがありました。Bumpは当時私も使用したことがあったため、NameDropの発表時には、機能が新しくリバイバルされたなと感心したと同時に懐かしい気持ちになりました。ちなみにBumpは端末を近づけ振るだけで連絡先を交換できる仕組みで、スマホの黎明期にはとても画期的なアプリでした。
当時のCEOのブログがまだ残っていましたが、それによると2014年1月31日にサービスは終了していました。iPhone5Sが主流だった時期、懐かしいです。
アップグレードしたAirDropの機能はほかにも
2台のiPhone同士を近づけて使える機能はほかにもあります。その例が、コンテンツを共有したり、同じ音楽を聴ける「SharePlay」です。NameDropと同じ要領で利用することで、従来のAirDropのように相手を探してタップする必要がなくなり、iPhoneを近づけるだけでコンテンツを手軽に共有できます。
また、誰かから高解像度のメディアが共有され転送に時間がかかる場合でも、それが完了するのを相手の近くで待つ必要はなくなります。インターネット経由でAirDropが継続されるため、共有後相手から離れていても構わないとのこと。しかしユーザー同士はiCloudにサインインしている必要があります。この機能は年内開始を予定しており、iOS 17の公開後少し経ってからの提供となるようです。