広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を提供するイルグルムは、企業でWebマーケティング関連業務に携わる551名を対象に「企業のWebマーケティングにおける、Googleアナリティクス 4プロパティ(以下、GA4)活用に関するアンケート調査」を実施した。
2023年7月1日にGoogleアナリティクスの旧バージョンであるユニバーサルアナリティクス(以下、UA)のサポートが終了となり、継続して利用するには、最新バージョンとなる「GA4」への移行が必須となった。GA4はUAと比較して、計測対象や計測方法、レポート画面が従来と大きく変化している。このような背景から、企業のマーケティング関連業務に携わる551名を対象にアンケート調査を行った。
マーケターの76%がGA4の無償版もしくは有償版を利用
「GA4の利用状況」について聞いたところ、マーケターの75.8%がGA4の無償版もしくは有償版を利用していると回答した。また、そのうち96.2%が初期設定を完了していると回答した。UAサポート終了後の調査ということもあり、GA4を利用しているマーケターのうちほとんどが初期設定を完了し、GA4運用のスタートをきっていることがわかる結果となった。
GA4の利用目的、「効果測定」が最多に
「GA4の利用目的」については、マーケターの91.3%が「Webマーケティング施策の効果測定のため」と答え、広告配信を実施している広告媒体管理画面などのほかに、外部ツールを活用して施策の効果測定を行っている企業が多いことが判明した。
GA4の利用において実現したいこと
「GA4の利用において実現したいこと」について聞いたところ、82%が「広告別の成果(コンバージョンなど)を把握したい」と回答。また、月間のWebプロモーション費別でみると、広告予算が500万円未満の企業では「広告別の成果(コンバージョンなど)を実際の売上やLTVまで紐づけて評価したい」の回答率が31%なのに対し、500万円以上の企業では69%に。広告予算が高いほど、コンバージョン数といった成果データだけではなく、実際の売上やLTVといった広告施策における売上貢献度の可視化も目指している割合が高いことがわかった。
GA4やUAの代替手段として重要視するポイント
「GA4やUAの代替手段を検討する場合に重要視する条件」について聞いたところ、「表示データの見やすさ(57.6%)」「確認したいデータが計測・表示できるかどうか(45.1%)」「データの集計・分析のしやすさ(39.4%)」「設定や操作方法の簡単さ(38%)」といった回答が上位となった。
施策の効果測定におけるデータ集計やレポーティング作業の工数過多を課題に感じやすいマーケターにとって、「ツールの設定・操作」の簡単さや「データの集計・分析」工程の効率化を重要視する傾向があるようだ。
【調査概要】
調査期間:2023年7月3日(月)~7月7日(金)
調査方法:Fastaskを用いたインターネットリサーチ
調査対象:企業でWebマーケティングに関する業務に携わる方551名
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