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藤原ヒロシのマーケティングセンスの正体に迫る/博報堂ケトルと集英社が「大学」を開く理由

藤原ヒロシのセンスを追体験してマーケの新たなヒントを得る

MZ:では「FRAGMENT UNIVERSITY」でどのような講義を提供していくのか教えてください。

皆川:全8回からなるカリキュラムを組んでいて、80年代の海外経験やカルチャーを追体験できる「文化人類学~遊学史~」やアナログとデジタルの役割、情報発信について語る「社会学~メディア論~」、また後半にはスターバックスやナイキとのコラボに関する事例の解説など、あらゆる講義を用意しています。

 先日1回目と2回目の講義内容の打ち合わせをしたのですが、終わった後にアドレナリンが出るくらい刺激的でした。もう僕らは1980年代のロンドンに行けないですし、ヒロシさんの経験を得ることはできませんが、それを講義で感じることはできる。追体験することで、体系化されている既存のマーケティングノウハウとは違った学びが得られるはずです。

小澤:私と皆川さんでは、ヒロシさんに対してすごいと感じる部分が違うように、原宿の人やファッション関係者、海外の方などヒロシさんに影響を受けてきた人はたくさんいて、それぞれ違うすごさを感じているんです。だから、今回の取り組みでは、ヒロシさんにお話を伺いながら、ヒロシさんのセンスを様々な方向から解き明かしたいと思っています。

体系化されていない中でも学びが得られる講座に

MZ:最後に「FRAGMENT UNIVERSITY」の今後の展望を教えてください。

藤原:8回の講義で一旦のエンディングが見えているので、それに向けてカレッジ風デザインのスウェット、卒業証書などオリジナルグッズを作る予定です。時間をかけてカリキュラムを作っているので、来年以降も続けていきたいです。

皆川:今回「非言語マーケティング」という、既存のマーケティングノウハウほど体系化されていない、新鮮な学びがある講座を目指します。実際にヒロシさんと講義の内容を考える中で、自分の普段の働き方も変わってきたので。

小澤:書籍化がゴールにある一方、ヒロシさんのセンスを文字に起こすのは野暮な行為でもあるので、その折り合いを上手く付けて出版できたらと思っています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2023/09/12 09:00 https://markezine.jp/article/detail/43433

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