若年女性のホームプロケア市場開拓へ
博報堂とホーユーは、Z世代を中心とした若年女性の「ホームプロケア市場」開拓のため、新会社イロップを設立。2024年春からの事業開始を予定している。
新会社において、博報堂は生活者起点での発想力とクリエイティビティを活かし、若年女性との顧客接点の開発やマーケティングを担う。一方のホーユーは、ヘアカラー事業を中心とした長年の研究開発力と、サロン・コンシューマー事業の運営で培った知見を活用。デジタル上でのパーソナルな美容体験を開発するほか、生活者の毛髪関連データを活用しながらサービスの改善や新たな研究開発を行う。
MZ世代向けのマーケティングを支援するサービス
凸版印刷は、NEW STANDARDと資本業務提携(第三者割当増資で出資)を締結した。
NEW STANDARDは、オリジナルのAIツールとデザイン思考などを活用したブランド開発およびマーケティング事業を展開する企業だ。この提携により、MZ世代(ミレニアルズ/Z世代:1980年~2010年頃生まれ)にアプローチしたい企業を対象とした新たなマーケティングサービスの開発を目指す。
具体的には、デザイン思考プロセスと企業が保有する顧客データを活用。顧客理解や商品開発、ブランディング、コミュニケーション設計を実行するための方法論をサービスとして展開する予定だ。
また、MZ世代の産業別インサイトやトレンドをまとめたレポートも発行。レポートを活用したセミナーやワークショップなどの開催も視野に入れている。
インフルエンサーマーケティングדエモい”
サニーサイドアップは、SNSCMサービス「エモーシャル」の施策として、伊勢半の眉メイク専門ブランド「HEAVYROTATION」のCMをプロデュースした。
同サービスは、インフルエンサーとトレンドである「エモい」を掛け合わせたSNSマーケティングソリューションだ。主要SNSプラットフォームで「イラスト」「写真」「動画」「アニメーション」「音楽」を投稿しているクリエイターたちが、SNS向けのオリジナル企業CMを制作。CMの拡散もクリエイターのSNSアカウントで行う。
今回制作した動画では、ペロリンガールのイラストでZ世代から支持を得る佐藤なつみとコラボレーション。配信から10日で各SNSアカウントにおける総視聴回数が25万回を突破した。
メタバース空間での企業研修や防災教育を実現
DNPは、ロールプレイング型メタバース構築サービスの提供を開始した。
同サービスは、教育やワークショップ、謎解きイベントなどの様々なシナリオで、ロールプレイング型メタバースを提供する。ゲーミフィケーションの要素を盛り込んでいるため、複数の参加者が楽しみながら課題解決などに取り組める。活用用途としては、企業の研修やワークショップ、自治体の防災教育などを想定している。
未課題を成長ドライバーに変えるヒント
電通は2030年に向けて解決すべき社会アジェンダを「未課題(未来課題・未解決課題)」と定義し、未課題をビジネスの成長可能性に変える25の視点をまとめたツール「Sustainable Growth Drivers」を開発した。
同ツールでは、25領域の未課題を、成長ドライバーへと変えるためのヒントをスライド形式でまとめている。中長期戦略の策定やサステナビリティ視点での新規事業開発など、未来に向けたプランニングに活用することが可能だ。