11月8日、サイバーエージェントは、イトーヨーカ堂が運営するイトーヨーカドーの店舗内で「自己推薦ロボット(商品自らが機能や利便性を推薦しているように動くロボット)」を活用した店頭プロモーションサービスのテスト販売を開始すると発表した。
同社は、販売促進や商品認知の新たなプロモーション手法の一環として自己推薦ロボットを開発。これまでスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア、大型雑貨店など多様な店舗形態において、様々な種類の商品を対象に実証実験を行ってきた。
その結果、来店客の立ち止まり率が2.14倍、販売率が6.67倍増加した事例や、棚前の滞在時間が1.22倍、商品の手に取り率が1.81倍、販売率が2.37倍増加した事例などが出ている。
このような背景のもと、同社は、新しい店頭プロモーションの本格的なサービス展開を目指し、イトーヨーカドー店舗内で開催される催事の売り場に自己推薦ロボットを設置し、1催事につき1社、自己推薦ロボットを活用した店頭プロモーションを実施する。
11月は鍋フェアでミツカンの「鍋つゆ ストレートタイプ」、12月はイタリアンフェアで日清製粉ウェルナの「青の洞窟」のプロモーションを実施予定。なお、1月、2月の実施企業は現在募集中だという。
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