11月15日、noteと博報堂は、共創型・参加型の企業向けブランディングサービス「ソーシャル・ベンチレーション」の提供を開始した。
同サービスは、企業・団体と生活者の間にポジティブで風通しの良いコミュニケーションを生み出すことを目的としたもの。生活者の関心が高い社会テーマを抽出する分析力・合意形成力を持つ博報堂と、広告やランキングがなく人や企業の想いやストーリーを届けやすいnoteの特徴を活かしサービスを提供する。
同サービスでは、生活者が「ふだん思っていてもなかなか口にできない本音」を発信しやすくするために、企業と生活者が議論し合うための社会テーマを博報堂が設定し、note上に議論の場を提供。各企業・ブランドが、議論の内容を基にコミュニケーション戦略に活用するところまでを一貫して支援する。
テーマとしては、例として以下のものが挙げられる。
子どもと未来のこと
化粧品メーカーが、多くの親が抱える悩みである「子どもへの学習機会をどう与えるか」をテーマに設定することで、母親の視点を商品コミュニケーションの設計に活かす
デジタル化する社会
保険会社が、「スマートフォン/SNSとの付き合い方」をテーマに設定することで、家族のリアルな視点をファミリー向け保険商材のコミュニケーションに活かす
大人の生きづらさ
介護用品メーカーが「言いたくても言いづらい介護する側の悩み」をテーマに設定するこしに悩む人々に寄り添う企業である姿勢を示す
同サービスの活用により企業は、生活者が共感しやすいコミュニケーションテーマの発見や、生活者が疑問や不快に感じる文脈の事前発見・スタディ、議論のプロセスにおけるブランドと生活者のエンゲージメント深化の情報を得ることができ、今後のコミュニケーション戦略に役立てることが可能になる。
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