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TikTok広告マーケティング最新事例&動向(AD)

日テレ『葬送のフリーレン』ヒットを支えたTikTok広告。テレビとTikTokの相性の良さを立証

 コミックスの累計発行部数が既刊12巻までで1,700万部を超える大ヒットマンガ『葬送のフリーレン』。今、同作品がテレビアニメ化し大きな話題となっている。初回は日本テレビ系列の金曜ロードショーで2時間スペシャルとして放送する同局初の試みで、コア視聴率は全局横並びトップとなった。本記事では、この大ヒットの裏で行われていたTikTokを軸にした番組宣伝について、日本テレビとTikTok for Businessの担当者に取材。両社の話から、TikTokでターゲットにリーチする方法、TikTokライクなクリエイティブを作る方法が見えた。

日本テレビがTikTokの活用に力を入れる理由

MarkeZine編集部(以下、MZ):日本テレビは、2023年3月に縦型ショートドラマ専用のTikTok公式アカウント「毎日はにかむ僕たちは。」を立ち上げるなど、TikTokでのコンテンツ発信に力を入れている印象があります。なぜTikTokの活用を推進しているのでしょうか。

井上:地上波テレビの視聴者数は年々減少傾向にあります。TVerや各種動画配信サービスを通じてテレビ番組を視聴する習慣も浸透しつつありますが、地上波テレビを見ない層にテレビ局のコンテンツをリーチする取り組みはまだまだ必要です。

 その中でTikTokは、今一番テレビのコンテンツと相性の良いプラットフォームだと考えています。TikTokユーザーの多くはおすすめフィードをスワイプし、精度の高いレコメンドシステムを通じて自身の興味・関心に沿った動画を能動的に見ています。このコンテンツを最適な人・タイミングで届けられる仕組みが整っているところが素晴らしいと考えています。

 社内での注目度は年々高まっており、番組のプロデューサーから「TikTokを活用したい」と相談を受けるケースも増えています。

日本テレビ放送網株式会社 コンテンツ戦略本部 コンテンツ戦略局 マーケティングコミュニケーション部(兼)総合編成センターメディア開発Div プロデューサー  井上 直也氏
日本テレビ放送網株式会社 コンテンツ戦略本部 コンテンツ戦略局 マーケティングコミュニケーション部(兼)総合編成センターメディア開発Div プロデューサー 井上 直也氏

MZ:TikTokとテレビコンテンツの相性が良い理由について、TikTok for Businessではどう考えていますか。

牛島:TikTokとテレビコンテンツの相性が良い前提には、TikTokユーザーの視聴態度があります。ユーザーは「おすすめ」フィードを見るとき、最新の流行りや新たに惹かれるものに出会いたいという気持ちで見ています。そういったモチベーションを持つユーザーにとって、テレビのプロコンテンツは非常にエンタメ性が高く、魅力的で注目する対象となります。

 また、博報堂DYメディアパートナーズの調査では、テレビ番組の視聴率とTikTokに投稿されている番組関連動画の視聴数との相関関係について分析し、20代~40代の男女で曜日・時間帯を問わず相関が高いことがわかりました。そのため、メディアの皆様がTikTok公式アカウントや広告を通じて情報を発信していくことは効果的なのです。

TikTok for Business Global Business Solutions,Japan, Client Partner 牛島 秀豪氏
TikTok for Business Global Business Solutions, Japan, Client Partner 牛島 秀豪氏

TikTokを長時間視聴し、ユーザーに求められるコンテンツを理解

MZ:井上さんがTikTokを活用する際に気を付けている点はありますか。

井上:まず、自分たちが伝えたいことよりも、ユーザーが見たくなるコンテンツを作ることです。ユーザーが現在求めているコンテンツの傾向を探るために、十分に時間をかけてTikTokのコンテンツを視聴しています。

 また、動画を企画・制作する場面では、スマートフォンでの視聴を想定して作業を進めています。テレビのコンテンツと違い、TikTokのコンテンツは常にBGMが流れながら映像コンテンツが展開されていきます。そのため音楽や効果音に合わせて動画が展開されるような編集を意識しています。

 その他にも最初の2秒にフックを作る、時間当たりの情報量を高めに設定するなど、テレビとは異なるコンテンツ作りのポイントを取り入れています。

次のページ
『葬送のフリーレン』の番組宣伝にTikTokを活用、その背景とは

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ByteDance株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/01/22 11:21 https://markezine.jp/article/detail/44232

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