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スペシャルドラマが話題に!サントリー×フジテレビが行った、ブランドを深く伝えるテレビドラマ活用

共創することで、コミュニケーションはもっと豊かになる

──昨今ではコンテンツと絡めたコミュニケーションは量・バリエーションともに増えてきています。サントリーでは、ブランドコミュニケーションについてどのようにとらえているのでしょうか。

中村:「お客様にブランドメッセージを届ける」という目的は今も昔も変わりません。ですが、その手法は時代とともに変化し続けていくものだと考えています。

 昨今は、お客様の生活環境やメディア環境の変化が目まぐるしいです。それに対応していくためには、コンテンツコラボなど他の企業様も含め、共創する場を持ち、様々なコミュニケーション施策を持つことは、非常にポジティブだと思います。ターゲットや届けたいブランドメッセージ、環境・状況に応じて、ベストプラクティスを見極めることが重要だと考えています。

テレビCMだけではない、あらゆる可能性を探っていく

──今後の展望や展開を教えてください。

中村:今回のチャレンジでは、栗原さんや脚本家の片岡さん、ドラマ制作スタッフの皆様が思いを紡いでくださり、「最寄りのユートピア」が出来上がりました。お客様からの大きな反響もうれしく、強い手ごたえを感じています。

 正解が変化し続ける現代だからこそ、ブランドコミュニケーションのあり方への探求は、加速させていく必要があると考えます。サントリーは、お酒ブランド全体として、魅力的な広告を制作していくのと同時に、様々な可能性を探っていきたいです。

 そしてブランドコミュニケーションを通じ、当社のブランドを知り、魅力的に感じていただけるのと同時に、お客様の日常の様々な感情やシーンに寄り添えたらと思っています。そうした中で当社のブランドや、そのメッセージが「ちょっと前向きになれる、人生の応援歌」のようなものでありたいですね。

栗原:まずはドラマとして質の高い作品を作り、ドラマが視聴者様の胸を打てたことをうれしく思います。今回サントリー様をはじめとするスポンサー様にとっても良いドラマだと改めて感じました。

 今回、このようなアプローチが取れたのは、サントリー様がフジテレビを信頼くださり「作品、クリエイティブファーストで」とお任せくださったからこそ実現できたことだと思っています。

 我々も視聴環境の変化やデジタルサービスの普及により、テレビだけでは情報が届きにくくなっていると感じています。我々テレビ局も同様で、地上波・デジタルを駆使し、自社のコンテンツを視聴者様の方に届け、その瞬間を豊かに、そしてファンになっていただけるように、模索を続けていきたいです。

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この記事の著者

齋藤 ゆう(編集部)(サイトウ ユウ)

大学卒業後、広告代理店に入社しマーケターに。その後、事業会社に転職。金融・美容分野のマーケティング・企画・運営・セールスに携わる。2020年、翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/08 07:30 https://markezine.jp/article/detail/44436

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