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急成長を実現した一休の榊淳氏が明かすデータドリブン経営の本質 『DATA is BOSS』発売

 MarkeZineを運営する翔泳社から、2月15日(木)に書籍『DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門』が発売となりました。

 本書は宿泊予約サービスの一休.comを運営する一休の代表取締役社長・榊淳氏による、同社が取り組むデータドリブン経営のノウハウを明かした初めての著書です。

 一休はコロナ禍の危機をデータドリブン経営に舵を切ったことで乗り越え、さらに右肩上がりの急成長を実現しました。榊氏は、その要にあった考え方こそDATA is BOSSだったと語ります。

 榊氏の言うデータとは顧客のこと。データドリブン経営で最も重要なのは、データ分析に深く踏み込むことで顧客を理解し、その声に素直に従うことです。

 だからといってデータ分析ができなければいけないわけではありません。本書で語られるのは、ビジネスサイドの方がデータドリブン経営を成功させたいなら、エンジニアやデータサイエンティストなどデータ人材と協業するための共通言語を持ち、目的のあるデータ分析を行うリーダーシップを発揮する必要性があるということです。

 そのための考え方や手法、具体的な施策は、すべて本書に詰め込まれています。

各界から推薦!

クラシコム 代表取締役社長 青木耕平氏

 本書は確かにデータを活用して事業を成長させるための具体的なノウハウに溢れている。しかしその奥から透けて見えるのは、都合が良くても、悪くても目の前にある真実から目を背けず、考えを尽くして事業と顧客に向き合ってきた榊さんの真摯さだ。

 どこまでも事実に基づいて、具体的に書かれた実用的な本書だが、熟読するほどに、テクニック同様その姿勢こそが成功の要諦である事を教えてくれる。とかくデータドリブンと聞くとデータからわかりやすい正解を取り出して、人に先んじるやり方が学べる本だと期待する向きも多いが、むしろデータによって明らかになった身も蓋もない真実に対して、どこまで真摯かつフェアに向き合えるかが勝負なんだなと、背筋が伸びる思いで読み終えた。

ジャパン・クラウド・コンサルティング代表取締役社長 『THE MODEL』著者 福田康隆氏

 本書は規模や業種を問わず、あらゆる経営者に読んでもらいたい本です。この本で紹介されているのは気を衒ったストーリーやフレームワークではありません。「データドリブン」を切り口に、榊さんのビジネスにおける原理原則が詰め込まれています。

 世の中にはデータについて表面的な理解で終わっている経営者が多いのが現実です。データという事実を基に、いかに顧客を深く理解するのか。そのためのアプローチが余す所なく紹介されています。

 「うまくいっている会社の組織体制だけを単純に真似て、形から入るケースも多いようです。どの会社にもそのまま適用できるデータドリブンなど、存在しません。自分の会社にとって最適なデータドリブンのモデルを創造することを目指してほしい、という思いから、本書を執筆することになりました」という冒頭のメッセージは、私が『THE MODEL』を執筆した時の思いと重なりました。この本が一人でも多くの実務家に届き、日本のデータドリブン経営が前進することを願っています。

特設サイトを見る

目次

はじめに 「DATA is BOSS」の意味

序章 まず知ってほしい「データドリブンは、ビジネスの話」

第1章 データを制するものがビジネスを制す
 1.1 急成長の着眼点とデータドリブンの役割
 1.2 変えたのはひとつだけ
 Column 内なる才能は社内から見つける

第2章 「掛け声だけ」で終わっている日本型データドリブン
 2.1 日本型データドリブンの現状
 2.2 データドリブンを阻む3つのワナ
 Column 横が強い組織、縦が強い組織

第3章 データドリブン経営の本質
 3.1 「データ」とは何か
 3.2 「データドリブン」とは何か
 3.3 「データドリブン経営」とは何か
 Column なぜ欧米には「語れるエンジニア」が多いのか

第4章 データドリブン経営の実装
 4.1 顧客行動を見える化する考え方
 4.2 一休で実践している「顧客行動の見える化レポート」10選
 4.3 「問い」をもって分析に臨むための連携
 Column 「勘と経験の営業」にさようなら

第5章 データドリブン施策の具体例
 5.1 何をもって勝負するのか
 5.2 一休のデータドリブン施策――3つのパーソナライズ施策
 5.3 「余計なことは考えない」の意味
 Column “爆売れ商品”を検知する

おわりに AIの進化が何をもたらすのか
読者特典 顧客行動の見える化レポート10選

DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門

Amazon SEshop その他

DATA is BOSS
収益が上がり続けるデータドリブン経営入門

著者:榊淳
発売日:2024年2月15日(木)
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

本書について

数字やデータの扱いが苦手でも、本書を通してエンジニアやデータサイエンティストに、やりたいことを適切に伝えるエッセンスを習得できるため、データドリブン経営への第一歩が踏み出せる!

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この記事の著者

渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

 翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/02/15 07:00 https://markezine.jp/article/detail/44727

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