SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

グッドパッチが実際に行っているステップ別に解説 デザインシステム構築前の準備フェーズですべきこと

ロードマップの作成

 最後に、目的と目標の達成に向けて「デザインシステム構築をどのように進めるか」を示す「ロードマップ」を作成します。

 デザインシステムが中期/長期それぞれのスパンで組織にどのような成果を残すのか、そのためにチームがとるべきアクションは何なのかを明らかにするために、ロードマップは必要不可欠です。

デザインシステム構築プロジェクトのロードマップ

 ロードマップは準備の初期段階で定義したプロジェクトビジョンにもとづいて構築します。

 組織で掲げた「目標」を定量的な数値で表し、その目標が達成されることにより、どのタイミングでどのようなアウトカム (状態目標) がもたらされるのかを定義しましょう。数値目標と状態目標が接続されることで、「デザインシステムによって、いつまでにどのような効果が得られるのか」を明確にすることができます。

 状態目標の定義が完了したら、具体的な行動目標を設定します。このときに参考にするのが、事前に設けたプロジェクトビジョンの「行動」です。行動目標はあくまでもロードマップにおける「How」に相当する要素です。行動目標の遂行によって生まれたデザインシステムが、本当に状態目標を達成できているかを常にトラッキングし、場合によっては柔軟にアクションを再定義することも必要です。

まとめ

 今回はグッドパッチがデザインシステム構築を支援する際の準備フェーズで行う4つの作業について紹介しました。

  1. プロジェクトビジョンの策定
  2. デザインシステムの構造の設計
  3. 使用するツールや技術の選定
  4. ロードマップの構築

 デザインシステムへのニーズは組織状態や事業フェーズによって変化します。そのため、プロジェクトビジョンやデザインシステムの構造も定期的にアップデートしながらデザインシステムを育てていきましょう。

 次回はデザインシステムにおけるプロダクトガイドラインや、コンポーネントをはじめとするアセットの構築方法についてお伝えします。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

※CreatorZineへの会員登録(無料)が必要になる場合があります。

  

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/02/05 08:15 https://markezine.jp/article/detail/44747

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング