クロス・マーケティングは、2024年2月22日~25日の期間で、全国20~69歳男女2,500人を対象に「新型コロナウイルス生活影響度調査」を実施。人々の意識・行動について分析を行った。以下、一部内容を紹介する。
普段の生活で自由に使える時間は「多い」「やや多い」の合計で約6割
まず、「普段の生活で自由に使える時間」について尋ねたところ、「多い」または「やや多い」と回答した人の合計は58%となった。5類感染症移行前の2022年や2023年と比較しても現在の余暇に使える時間に大きな変化は見られなかった。
家庭内での余暇行動から20代・30代のテレビ離れが顕著に
次に、直近1週間の家庭内での余暇行動を見ると、「テレビ」「動画共有サービス」「SNS」「音楽」「ネットショッピング」などが多く見られた。時系列で見ると、「動画共有サービス」「SNS」「音楽」「動画配信サービス」が増加傾向にあることがわかる。
一方、2024年の結果を年代別に見ると、20代・30代の家庭内余暇行動としては、「動画共有サービス」「SNS」「音楽」「ゲーム」「動画配信サービス」が多く見られ、若い年代のテレビ離れが目立つ結果になった。
7割以上の人が余暇時間に「リラックス・気分転換」を求める
続いて、余暇時間の過ごし方で求めることを聞いた。すると、「リラックス・気分転換」「身体・精神疲労の回復」「ストレスの解消」「1人・自分だけの時間」「趣味を楽しむ」「食事を楽しむ」が6割を超える結果となり、2021年よりも増加傾向にあった。一方で、「友人・知人と直接会って過ごす」時間は、行動制限がなくなったことから減少傾向が見られた。
推し活を行っている人は全体の2割
次に、余暇時間を利用した推し活の実施状況を調べた。その結果、推し活を行っている人は全体の2割だった。しかし、年代別で見ると、女性20代は45%、男性20代および女性30代が29%となっており、若年層の世代で推し活が活発に行われていることがわかった。
また、推し活を行っている人を対象に、「推し活をすることで感じること」を尋ねた。その結果、「自分自身への癒し」「ストレスの解消」「推しに会いたい・直接見たい」「推しのことを考えるだけで幸せな気持ちになれる」「推しの話をすることが楽しい」と感じている人が多く、特に女性ではその傾向が強いこともわかった。
【調査概要】
手法:インターネットリサーチ
地域:全国47都道府県
対象:20~69歳の男女
期間:2024年2月22日(木)~25日(日)
有効回答数:本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります