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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

「社内調整よりECのプロを目指す」コマースメディア平田さんのキャリアに学ぶ、事業会社・支援会社の転職

 本連載では、広告・マーケティング・インターネットサービス業界に特化し、約5,000人の転職や副業のキャリア設計支援を行ってきたホワイトグラッシーズ代表取締役CEOの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人が歩んできたキャリアを聞き出しながら、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、五島列島で生まれ育ち、Web制作会社のプロデューサー兼ディレクター、事業会社のEC担当を経て現在コマースメディアのECコンサルタントを務める平田さんのキャリアから、事業会社と支援会社で働くことの違いを考えます。

事業会社マーケのような働き方のできる支援会社

野崎:今回はコマースメディアの平田さんのキャリアを深堀りしていきます。最初にコマースメディアの会社概要と平田さんの担当業務について教えてください。

平田:コマースメディアはECの開設から運営代行、物流、コンサルティングまでワンストップでサポートしている企業です。また、様々な商品を取り扱う総合通販の支援に強いのが特長で、様々な商品を扱うメーカー様との取引がメインとなっています。

コマースメディア株式会社 コンサルティング部 平田 奈々絵さん
コマースメディア株式会社 コンサルティング部 平田 奈々絵さん

平田:その中で私はコンサルタントとして、お客様のECの運用代行やコンサルティングを担当しています。数社の担当を持ちながら、各社の状況に合わせて自社ECやShopify、各種ECモールの活用を支援しています。

 また、コマースメディアは支援業だけでなく、自社でEC事業や小売事業も複数展開しております。サイト運営だけでなく、商品企画やOEM・仕入れ・卸・越境EC…と自社事業で得たノウハウをクライアントワークにも活かしています。

野崎:EC事業を展開する企業のコンサルタントとして、ECに必要なあらゆるタスクをサポートしているのですね。特定ECモールの運用支援など、局所的な支援ではないので、クライアントワークながらも事業会社で働くのに近い環境だと感じました。

 マーケターのキャリアを考えるとき、事業会社か支援会社という二択になりがちですが、支援会社でも事業会社のマーケターと近い業務に携われる企業もあるので、「事業ドメインを特定させず、マーケティングに深く関わりたい」と思う方は、平田さんのキャリアがより参考になるはずです。

島育ちがECとインターネットの興味を育んだ

野崎:続いて、コマースメディアでECに関するトータルサポートをしている平田さんが、これまでどのようなキャリアを歩んできたのかを伺い、今後のキャリア形成のヒントを探っていきます。

 元々は長崎の五島列島で生まれ育ち、それが現在のキャリアにもつながっていると伺っています。どのような生活を送っていたのでしょうか。

株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎 大輔(白メガネ)さん
株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎 大輔(白メガネ)さん

平田:島には限られたお店しかなくて、特に洋服を買うお店が友だちと一緒になるのが恥ずかしいと小学生のときに思っていました。その中で出会ったのが通販です。両親が使っていた通販のカタログを見せてもらい、自分が欲しいと思う洋服を購入していました。その後、中学生になってからはECを活用してなんでも購入するようになっていました。

 また、大学受験のときにはポータルサイトで受験対策に関する情報などを集めるなど、他の人に比べてインターネットに触れる機会は多かったと思います。

野崎:確かに、学校で友だちと服が被ると照れますね。その環境も手伝って小中学生のころから通販やインターネットを積極的に使っていたのですね。その後、島を出て大学に進学、新卒では関西のWeb制作会社に入社したと聞いています。その会社への決め手はなんだったのでしょうか。

平田:1社目は、Web関連の仕事ができて、中小企業で人数も少なく、負荷がかかる環境で仕事をしてみたいと思い入社を決めました。

野崎:当時からベンチャースピリットが溢れていたんですね。具体的にはどのような業務をされていたんですか?

平田:Webサイト制作のお問い合わせに対して新規営業を行っていました。Google Analyticsを用いて現行のサイトを分析して改善提案し、受注後はWebサイトのディレクションにも携わっていました。

野崎:ここがポイントで、ファーストキャリアから様々な業務を担当する環境を選んだのが平田さんの現在の土台になっています。仮に大手企業でキャリアをスタートさせていた場合、分業スタイルになりやすいため、今のキャリアとはまた違った未来になっていたかもしれません。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/05/27 09:00 https://markezine.jp/article/detail/45110

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