博報堂、東京大学協創プラットフォーム開発、住友生命保険相互会社、キヤノンマーケティングジャパン、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学が共同で、新たな一般社団法人「WE AT」を設立した。国内の主要大学、大企業、ベンチャーキャピタルの産学官連携を通じて、ソーシャルイノベーションを創出するための新しいスタートアップエコシステム作りを目指す。
WE ATでは、主に次の事業を手掛ける。
- 社会課題解決に資する技術をもったスタートアップの発掘と支援
- 社会課題に対峙(たいじ)する社会起業家の育成
- 事業開発支援およびグローバルも含めた市場開拓支援
- スタートアップアワードの運営・開催を通じた、社会課題解決型スタートアップのプレゼンス拡大
- 関連分野の調査研究と発信
WE ATの共同代表理事には、博報堂の新事業開発を行う「ミライの事業」室長の吉澤到氏が就任。
WE ATはグローバルエコシステムとの密接な連携を重要視し、海外エコシステムとの接続ルートを構築することで、Born Globalスタートアップの成長を後押しする。加えて、グローバル戦略の重要パートナーとして、JETROの国内海外拠点とも協調を開始した。
また、東京都の運営するスタートアップの支援拠点「Tokyo Innovation Base(以下TIB)」と連携し、グローバルなイベント企画やコミュニティー形成などの活動をともに推進する。
2024年11月27日には、WE ATが主催となり、シンガポールのTEMASEK FoundationやVERTEX Groupとも連携の上、アジア最大級のWell-Beingの祭典を目指したピッチコンテスト「WE AT CHALLENGE」の最終選考イベントを開催する。開催に際し、スタートアップや学生、社内起業家など多様な参加者からエントリーを募集することを計画中。イベントの詳細は2024年6月末に発表予定だ。
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